キャバクラ初心者の女性は、募集要項などで「体入歓迎中!」や「体験入店OK」などの言葉を見ると、少し覗くだけでも大丈夫なんだ、と安心ができることかと思います。
また、キャバクラという職場の様子や接客などを少しだけ経験するのは、今後の話の種や人生のかてにもなりますよね。
しかし、体入はまず面接を通過しなければすることはできません。さらに、体入する際はある程度持ち物を指定される場合もあります。
キャバクラ初心者が見落としがちな体入の詳しい情報を、この記事で学んでおきましょう。

ここでは、キャバクラ初心者が見落としがちなキャバクラで体入する際の持ち物、レンタルできるもの、またNGな持ち物などを読みやすくまとめています。
もくじ
キャバクラの体入(体験入店)で必要な持ち物リスト

キャバクラの体入では、意外と必要になるものが多いということは存外知られていません。
特に
- 身分証明書
- 筆記用具
- ライター
- ハンカチ
- 印鑑
などは最低でも必要です。
またキャバクラの体入は面接とセットになっていることも多いため、これらの持ち物はあらかじめ用意しておくと困ることがありません。
顔写真付き身分証明書
キャバクラで体入をする際に最も必要なものは、顔写真付きの身分証明書。
キャバクラは酒類を提供し、さらに夜遅い時間まで営業することもあるお店のため、年齢は必ず18歳位以上、高校生不可と法で定められています。
年齢や経歴、さらに現住所などが偽りでないかを確認するため、キャバクラの体入では顔写真付きの身分証明書の提出を求められます。
マスク
長引くコロナ禍でも、元気に営業しているキャバクラは数多くありますが、そこで忘れてはいけないのが感染対策のマスク。
フェイスシールドだけのお店もありますが、マスク着用OKのキャバクラも増えてきています。
現在は品薄も解消され、キャバクラから体入の女性に配っているお店も少なくはありませんが、自分で持っていくと印象も違いますし、自分自身で管理しているもののため安心感もあります。
筆記用具
「キャバクラ嬢に筆記用具?」と思われるかもしれませんが、ボールペンは最低でも機能性重視の描きやすいものを2本は持っておきたいところです。
キャバクラの体入では、お客様に渡すための空欄の名刺が配られ、そこに名前を書き込む必要があるため、自分のボールペンは所持していなくてはなりません。
また、キャバクラによってはキャバ嬢のドリンクをボーイさんに注文するとき、付箋などに書き込んだものを渡すシステムを採用している店舗もあります。
ライター
キャバクラではお客様の隣に座り、お酒を注いだりタバコに火をつけるなどの接待を行う必要があり、これは体入の女性でも変わりありません。
最近ではアイコスなどの電子タバコでご来店される方や、全面禁煙店のキャバクラも増えてきていますが、体入時とはいえ念のため2つ以上は持っておいた方が良いでしょう。
ライターを2つ以上所持しておくべき理由は、ライターは小さくなくしやすいもののため、店内で紛失した場合もスマートに対応できるようにするためです。
比較的失くしやすいため、高いものよりもコンビニで買ったライターを持ち歩くことがおすすめ。
名刺入れ
キャバクラでは、体入女性でもお客様にお名刺を渡す場面がよくあります。
体入女性が使う名刺入れはお店に置いてある場合もありますが、お客様と自分自身を繋ぐ唯一の手段である名刺は、なるべく綺麗な入れ物から出し入れしたいものです。
また、名刺はカバンの中ですぐにシワになったり折れることが多いので、名刺入れでハリのある名刺をキープしておくと印象がかなり良いでしょう。
印鑑
キャバクラの体入では、多くの場合お給料は日払いになっています。
印鑑を不要とするキャバクラもありますが、日払いの時は領収書に金額を書いて受取者が押印することが規則とされている場合が大半です。
お給料を受け取る場合に必要となる場合が想定されますので、念のため持っていくと良いでしょう。
ミニバック
キャバクラではお客様のお席に着く際、各種持ち物や貴重品を入れたミニバックが便利です。
形にはがま口やクラッチバックタイプなど様々なデザインがありますが、ドレスのデザインやカラーに合わせた小綺麗なものを選びましょう。
大きすぎると邪魔になることがありますので、サイズ感も可愛らしいものをチョイスすることがおすすめ。
店内ポーチ
キャバクラの体入では、ミニバックに並び店内ポーチも同様の用途で持ってくるように指示されます。
店内ポーチはキャバクラの体入で使う細かな持ち物を入れる他、膝や太ももを触られないためのバリアとしても機能します。
こちらの記事でしっかりと説明しているので、ぜひ参考にしてください。

ハンカチ2枚
キャバクラの体入で持ってくるように言われる「ハンカチ」は、絶対に2枚用意しましょう。
2枚のハンカチはそれぞれ用途が違い、
- 膝に広げてミニ丈ドレスから下着が見えることを防ぐ
- お客様のグラスについた水滴を拭き取る
ためにそれぞれ使用します。
初心者女性ですと用途がわからないため、とりあえず1枚だけ持っていく方も少なくはありませんが、キャバクラの体入でもハンカチは必ず2枚必要です。
肌色のストッキング
体入の段階で推し量ることは難しいですが、生足がNGとなっているキャバクラも存在するため、もしもの時に備えて肌色のストッキングは持っていくようにしましょう。
キャバクラによっては、ドレスや店内との親和性から色付き・柄付きのストッキングを禁止している店舗もあるため、体入でキャバクラ側からの印象を損ねないためにも肌色ストッキングは最も無難。
ストッキングは生地が薄く伝染しやすいため、予備として2枚目のストッキングも持っていくことをおすすめ。
ヌーブラ
体入女性といえども、キャバクラでは体のパーツを思い切りアピールすることが求められる場面も多々あります。
特にドレスからのぞく胸元は最大の武器となるため、ヌーブラで胸を盛ることがキャバ嬢間での暗黙のルールとなっています。
キャバクラ体入時とはいえ、フロアに立つからにはプロ。身だしなみとして、ヌーブラも必須アイテムになるので必ず持参するようにしましょう。
ストール
キャバクラの空調は男性のお客様に合わせた温度設定となっているので、薄手のドレスを着たキャバ嬢にとってはやや低めの室温となっています。
キャバクラによっては禁止している店舗もありますが、寒さ対策としてのストールは持っていくと体を冷やすことがありません。冷えが気になる女性は体入時でもストールを持っていくと良いでしょう。
ブレスケアアイテム
キャバクラは、お客様と至近距離でお話しする特殊な接客業です。
キャバ嬢自身の喫煙はもちろん、体入時でもお客様からお酒をいただくことは珍しくなく、強いお酒やシャンパンなどは次のお客様に接客するときに匂ってしまう可能性が考えられます。
お客様に不快感を与えないためにも、ブレスケアアイテムは必須。ガムはNGのため、グミやスプレーなどすぐに対処できるブレスケアアイテムも体入時に持っていくと良いでしょう。
華やかなアクセサリー
キャバクラ体入時の持ち物、というより身につけておくアイテムですが、派手すぎないキラキラしたアクセサリーは身につけておくと女性が美しく見え、本採用への道が近くなります。
この時チョイスするアクセサリーは、スカルモチーフなどのゴツいものや、エスニックテイストなどのカジュアルすぎるものは避け、細身に小さなチャームのついたネックレスなどを選ぶようにしましょう。
店舗によってはレンタル可能な物

キャバクラでの体入時、全ての持ち物を急に揃えるのは難しい女性ももちろんいるかと思います。
そんな体入希望女性のために、キャバクラによっては持ち物をレンタルしている店舗も存在しています。
キャバクラ体入時にレンタルされていることが多い持ち物は、以下の2つ。
- キャバドレス
- ヒール付の靴
ポーチは持参させる店舗が多くあります。衣装などのレンタルがあるとはいえ、「キャバクラ体入はレンタル衣装で済ませてしまおう!」と考えるのは少し早計です。
持ち物のレンタルは以下のような注意が必要です。
自分の体に合わない
キャバクラにおいてある体入向けのレンタルドレス・シューズは、辞めていった先輩キャバ嬢たちのお下がりであることが多く、必ずしも体入女性の体にフィットするサイズがあるとは限りません。
骨格がしっかりしている女性やバストやヒップの肉付きが良い女性や、足のサイズが平均より大きい・小さい女性は、面接を通ってもドレスやシューズが合わずに体入が取り下げになることもありますので、体に合うドレスは必ず持っていくようにしましょう。
デザインがイマイチ
キャバクラにおいてあるレンタルドレスは、辞めたキャバ嬢が不要で置いていったものが過半数を占めています。
そのため、デザインが一昔前のものだったり生地が安っぽい、よれているなど、デザインがイマイチなドレスであることが大半です。
衛生的とは言い難い
キャバクラでレンタルしているドレスは、体入時に毎回クリーニングに出しているわけではありません。
もちろん定期的にクリーニングに出されていることもありますが、体入が立て込んでいるキャバクラなどはファブリーズなどの除菌のみで済ませている場合もあります。
靴などもそういった調子なので、雑菌など衛生面で難があることは否めないため、やはり1着ずつはドレスや靴は自分のものを用意しておくことがおすすめです。
また、店舗によって「有料・無料」も大きく異なり、有料の場合は体入時給から天引きされることがありますので、自分を美しく見せるためのドレスや靴は1着ずつ用意しておくことがおすすめです。
キャバクラの体入でNGな持ち物

キャバクラの体入時、店舗内の雰囲気やキャバ嬢という仕事の関係上、NGである持ち物も存在します。
黒色や暗色のドレス
キャバクラないし男性向けの水商売において、黒色やダークカラーのドレスはNGとなっている店舗が多いです。
主な理由は、店内の照明が暗いため、ダークカラーのドレスを纏っているとキャバ嬢の顔が暗く落ち込んで見えてしまうこと。
また細く見える黒は人気の色でもあるため、許可してしまうとキャバ嬢の大半が黒いドレスを着てしまいお店全体の空気感が辛気臭いものになってしまうことなどが挙げられます。
サンダルやスニーカー
キャバクラでは、サンダルやスニーカーなどのラフなシューズもNGとされています。
ラグジュアリーな空間と非日常体験を売りにしている多くのキャバクラでは、スニーカーなどのカジュアルな装いはフロアにそぐわないとされているためです。
店内ルールで「ハイヒールのみ、パンプスNG」「サンダルNG、ミュールOK」など、それぞれ異なるルールが細かく規定されているので、事前にキャバクラに確認してから体入に臨むようにしましょう。
派手柄ストッキング
個性を演出したい女性は、派手柄のストッキングを多く持っていたり、また好んで履きたいと考える方もいるかもしれません。
しかし、キャバクラにおいてキャバ嬢は、「キャバクラ」という非日常空間を彩る女神でなければなりません。
そのため、個性が強すぎる派手柄のストッキングなどは、お店側から禁止される場合があります。
分厚いストッキング
非日常空間に花を添えられないという意味では、デニール数の高い分厚いストッキング、タイツもNGとされている店舗が多いです。
主な理由として、男性のお客様をおもてなしするのに必要な「色気が出ない」ため、というものが挙げられます。
どうしても寒い時などは、肌色のシークレットタイツなどなるべくストッキングに近いものを選び、セクシーさを損なわないようにしましょう。
大金、ブランドもの
大金やブランドものを持ち込むことは、盗難の危険があるため絶対にやめましょう。
キャバクラ体入時の持ち物としてNGというより、ロッカーなどが完備されていないキャバクラも多いため、防犯として持ち込まない方が良い、というのが理由です。

こういったルールは暗黙の了解であることが多いですが、体入前に知識として頭の片隅に留めておきましょう。
顔写真付きの身分証明書が無いと体験入店ができない

キャバクラでは、風営法という法律により「身分証明書」の提出が義務付けられています。
法律上18歳から勤務ができるキャバクラですが、キャバ嬢やスタッフが飲酒する環境でもあるため、未成年者である18歳・19歳女性には顔写真付きの身分証明書の提出を求める店舗は多くあります。
多くの店舗は、体入希望者全て一括して「顔写真付きの身分証明書」の提出を義務付けているようです。
この場合の身分証明書はコピーではなく、必ず原本を持っていくようにしましょう。
身分証明書として効力があるもの
「顔写真付きの身分証明書」とは、顔写真の確認できるもの+そのほかの書類が揃っていれば認められます。身分証明書として効力がある書類は、以下のようなものがあります。
◼️パスポート
パスポートは顔写真の他に、あらゆる個人情報が詰まっているため、身分証明書として十分な効力を持っている書類です。
パスポートには3年〜10年の「有効期限」が存在するため、提出する際は期限内であることを確認してから持っていくようにしましょう。
◼️運転免許証
運転免許証には顔写真の他に住所、氏名、生年月日など重要なことが多く記載されているため、十分に活用できます。
運転免許証にも有効期限があるため、こちらも期限内であることを確認して持っていきましょう。
◼️マイナンバーカード
最近導入されたマイナンバーカードは、様々な個人情報と紐づけられている非常に重要な身分証明書です。
顔写真もついている上、国が発行しているという点でパスポートと同列に身分証明書としての効力が高いため、マイナンバーカードがあれば身分証明書の細かい提出は求められないでしょう。
◼️本籍地記載のある住民票
本籍地とは、住所とは違い「戸籍がどこで管理されているか」を証明する手段のことです。
キャバクラでの就労は日本人もしくは永住権のある外国人に限られるため、店舗は体入希望者の国籍を把握しておくよう法律で定められています。
キャバクラ側は、体入希望者が日本に籍を置いているか否かを確認・保管しておく必要があるため、必ず「本籍地」の記載がある住民票の提出が求められます。
顔写真付きの身分証明書が提出できない場合でも、本籍地が記載されている住民票と、氏名や住所が一致している別の顔写真付きの書類があれば身分証の代わりとして効力を発揮します。
◼️在留カード
在留カードとは、日本人と結婚している外国人か、日本に定住している日系人、留学生、技能実習生、企業に勤めている外国人に交付されるカードのことです。
主に中長期滞在する外国人に交付されているもののため、観光目的や短期滞在者は対象外となるのが特徴。
偽造防止のためのICカードが埋め込まれているなどしっかりとしたカードのため、在留カードもキャバクラで体入する際の「顔写真付き身分証明書」として効力を発揮します。
◼️特別永住者証明書
特別永住者証明書とは、主に朝鮮・台湾人が戦後に国籍を剥奪されたことを受け、一時剥奪された日本国籍を認め、「在留期間が法的に決定されるまでの間、在留資格を有することなく日本への滞在を許可する」ため、特例的に交付された日本への永住権です。
この権利は、特別永住者の子孫にも受け継がれ、既定の日数以内に市区町村長に申請することで得られます。また、16歳以上の申請者には顔写真付きのカードが発行されます。
この権利はやはり国が交付しているもののため、顔写真付き身分証明書としての役割を十分に果たします。
身分証明書として使えないもの
キャバクラの体入では、顔写真がついた身分証明書と、本籍地記載書類の提出が義務付けられていますが、顔写真と本籍地が確認できないと書類として認められません。
以下は、キャバクラ体入時に身分証明書として認められない書類の例です。
◼️顔写真のない身分証全般
顔写真のない身分証明書とは、保険証などの文字情報のみのもののことを指します。
キャバクラの体入では、あくまでも「顔写真」と「本籍地」を確認して本人であることを証明してもらわなくてはならないため、顔写真のついていない身分証明書は全く効果をなさず、体入希望女性の条件が良くてもキャバクラからはねられてしまうことがあります。
◼️学生証、免許証「のみ」
学生証、免許証は顔写真がついているので効力がありそうに思われますが、本籍地の確認できるものに添付して提出することで初めて「顔写真付きの身分証明書」として認められます。
本籍地記載の住民票がなく、学生証や免許証「のみ」を提出しても意味がありませんので、ご注意ください。
◼️本籍地記載のない住民票
住民票は本籍地の記載の有無が選べるため、うっかり本籍地の記載をしていない住民票を提出してしまった場合も、キャバクラでの体入や採用は認められません。
キャバクラの体入では、「本籍地記載の書類+顔写真付きの身分証明書」が必須の持ち物であることは必ず覚えておきましょう。