キャバクラやクラブなど夜のお店で働く上で不安に感じている人も多い、おさわりやセクハラ。
「お客さんからのセクハラが怖くて夜のお店で働きたくても働けない…」という方も多いのではないでしょうか?
今回は、キャバクラやクラブでのおさわりやセクハラの実情を深堀りして紹介していきます。
実際におさわりやセクハラが当たり前のように行われているのかという点についてはもちろん、されてしまった場合の対処法なども紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
キャバクラやクラブなど夜のお店は”おさわり”が当たり前?

相談者さん
キャバクラについてです。
キャバクラってお触り禁止ですよね?
うちの店ちゅーされても黒服止めてくれないんですけどどこもそうなんですか??
パンツの中に手突っ込まれたりするのって普通??
キャバクラやクラブなどの夜のお店でのおさわりは、基本的には禁止されています。
ただ、店舗によって対応が異なるのが現状です。
過度なおさわりやセクハラが見過ごされることはありませんが、太ももに手を置いたり肩を抱くなどのちょっとしたお触りやセクハラについては黙認しているお店もあります。
また、キャバクラには「セクキャバ」と呼ばれる、おさわりをサービスとして提供しているところもあります。
ただ、セクキャバを除く一般的なキャバクラやスナックは、風俗店ではありません。

万が一おさわりやセクハラをされたときは、それらの行為を咎めたり注意したりしても問題はありません。
キャバクラやスナックでのセクハラの基準は?

相談者さん
キャバクラのおさわりについて
キャバクラでは基本的におさわりはNGですが、境界線ってどこでしょうか?
性的なのはもちろんですが、その場のノリで頭をなでたり手をつないだりさわったりなど軽い行動でも該当してしまうのでしょうか?
夜のお店でのセクハラ行為には明確な基準がありません。
実際、手を握るぐらいであればお咎めなしというところも多いです。
ただ、セクハラを行ったお客さんや他の従業員がセクハラだと感じていなくても、あなた自身がセクハラだと感じるのであれば、その行為はセクハラにあたります。
手を握られたり、頭を撫でられる行為についても、もしあなたが、
「やめてほしい…」
「触られたくない!」
と、感じるのであればセクハラになるので、無理して我慢する必要はありません。
キャバクラやクラブでの「おさわり・セクハラ対策方法」

相談者さん
キャバクラやスナックでおさわりは付き物だと思いますが、相手を怒らせない上手な断り方、かわし方などがあれば、教えて頂けないでしょうか?
キャバクラやクラブでのおさわりやセクハラ対策としては、
- 行っている行為がセクハラであることを伝える
- おさわりやセクハラが禁止されている行為であることを伝える
- 「ダメ」と言って、触ろうとするお客さんの手を手叩く
- 手を握り、自由に動かせないよう抑えながら接客する
などがあげられます。
まず実践してほしいのが、「セクハラですよ」と伝える方法です。
キャバクラやクラブでセクハラしてくるお客さんの中には、自分が行っている行為をセクハラだと認識していない人もいます。
そのため、まずはセクハラであることを伝え、自主的にやめてもらうようにしましょう。
セクハラであることを伝えてもやめてくれないような人には、おさわりやセクハラがお店で禁止されている行為であることを伝えましょう。
お店で禁止されている行為を行うと、男性従業員から注意を受けたり、出入り禁止にされてそのお店で遊べなくなる可能性があるので、ほとんどの方がやめてくれるはずです。
また、「ダメ」と言って軽く手を叩いて制止したり、手を握ってセクハラできないようにするといった方法もあります。
注意してもおさわりやセクハラをやめないお客さんへの対処法
キャバクラやクラブでおさわりやセクハラをしてくるお客さんの中には、どれだけ注意してもやめない人もいます。
夜のお店で働くのであれば、そういったお客さんへの対処法についても押さえておかなくてはいけません。
主な対処法としては、
- 男性スタッフや店長に相談して対処してもらう
- 今のお店を辞めて別の店舗で働く
などがあげられます。
それぞれの対処法について詳しく解説していきます。
男性スタッフや店長に相談して対処してもらう
おさわりやセクハラをしてくるお客さんに対して女性自身ができる対処には限界があります。
先ほど紹介した対処法を実践してみても改善されない場合は、ボーイなどの男性従業員や店長に相談して、対処してもらうようにしましょう。
今のお店を辞めて別の店舗で働く
キャバクラやスナックの中には、セクキャバのような店舗でないにも関わらず、おさわりやセクハラを黙認しているお店もあります。
そういった店舗の場合、店長やママなどお店の管理者に相談しても、「ちょっとぐらいであれば我慢してほしい」と諭されることが多く、真面目に取り合ってもらえません。
店舗の管理者に相談しても問題が解決しない場合は、今後もおさわりやセクハラが黙認される可能性が高いので、問題を解決するにはお店を移るしかありません。
今のお店を辞めて別の店舗で働くことを検討しましょう。
お触り・セクハラを注意するとタチが悪くなるお客さんもいる

相談者さん
キャバクラでお客さんのお触りがしんどいです
お触りことわるんですが、そんなこと言ったら指名しないーとか言うようなのも結構いるんで、そういうのは切っちゃっていいですよね?
稼ぐには一つでも多く指名を取らなくてはいけないので、つい折れてしまいそうになりますが、折れるべきではありません。
夜のお店に遊びに来るお客さんの中には、おさわりやセクハラを注意すると、不貞腐れたり逆ギレするなど、客という立場を利用して無茶な要求を通そうとしてくるお客さんもいます。
タチの悪いお客さんは、一度許してしまうとその後の行動や行為がどんどんエスカレートする可能性が高いので、「そういうお店ではないので」と言ってキッパリと断りましょう。
キャバクラやガールズバーでのセクハラに対して被害届を出せる?

相談者さん
キャバ嬢です。お客様との同伴中にセクハラされました。あまりにもひどく傷ついたので警察に被害届を出したいのですが、受理されるんでしょうか。
キャバクラは性的なサービスを提供している風俗店ではないので、セクハラの内容によっては被害届を出して受理してもらうことも可能です。
実際に判例も出ているので、お客さんのおさわりやセクハラが容認できる範囲を超えている場合は警察や弁護士に相談するのもアリです。

ただ、その場合、店舗を辞める前提で行動しなくてはいけません。
セクハラを受けて訴える行為自体に問題はありませんが、お客さんを訴えたという噂が立つとそのお店で働きにくくなる可能性があります。
また、「お客さんを訴えたお店」というレッテルを貼られる可能性があるため、店長やママに別の店舗に移るよう促される可能性もあります。
お客さんを訴える際は、次の働き口が見つかった後で行動し始めるなど、計画的に進めるようにしてください。
キャバクラやクラブで男性従業員からセクハラを受けた場合

相談者さん
ボーイからのセクハラについて。
わたしはキャバ嬢で、ボーイからのセクハラ被害に困っています。
ちょこちょこ、胸について聞かれる、触られる、肩を揉まれるなどし、嫌だけど雰囲気悪くなりたくないので流していたらどんどんエスカレートしています。
お店の男性従業員からセクハラされた場合は、まずは店長など店舗の管理者に相談しましょう。
店長に相談すれば、男性従業員に注意するなど適切に対応してくれるはずです。
店舗管理者に相談しても問題が解決しない場合は、警察や弁護士に相談しましょう。
店長など偉い立場の人からセクハラされた場合は、やめてほしいと伝え、そう伝えても問題が解決しないときは警察や弁護士に相談するようにしてください。
ただ、この場合もお店を辞めなくてはいけなくなる可能性が高いので、その点には注意するようにしてください。
まとめ

夜のお店でのおさわりやセクハラの実情について紹介してきました。
キャバクラやクラブは性的なサービスを提供する風俗店ではないので、おさわりやセクハラは基本的に禁止されています。
ただ、ちょっとしたおさわりやセクハラであればお咎めなしとしている店舗もあるので、働くお店は慎重に選ばなくてはいけません。
事前に問い合わせて確認し、おさわりやセクハラのないお店で働くようにしましょう。