キャバクラといえば体入時の高額時給。
しかし、実際にキャバクラの体入に行ってみた結果、求人票の記載時給とは違う金額を提示され、困惑した経験はないでしょうか。
実は、キャバクラの体入時給に大きな違いが出るという話は、決して珍しいものではないのです。一体なぜなのでしょうか?
キャバクラ求人に書いている体入時給が貰えるのは限られた人のみ

キャバクラの体入時給が違うという衝撃は、特に初めての体入の時に受けるキャバクラからの洗礼とも言えるのですが、時給に違いが出るにはとあるカラクリが隠されています。
例えば
- ナイトワーク経験者には高額時給
- お客さんを持っているから優遇時給
- 容姿がずば抜けている方へのサービス
- キャバクラ関係者の知り合いへの心づけ
- 最も売り上げたキャバ嬢の平均最高時給
などと言ったもの。これが売り上げによってお給料が変動するキャバクラならではの、記載とは違う体入時給の正体です。
多くの場合体入時にキャバクラ側から説明されますが、容姿その他が普通以下の女性・キャバクラ未経験の女性に記載通りの体入時給を支払うキャバクラは少なく、求人票と「時給金額が違う!」という失望へとつながってしまいます。
特に体入時給が他キャバクラの相場よりも高額になるほど、この傾向は強く出ます。
求人に掲載の時給より下げられるケース

「キャバクラの求人時給と店舗での説明が違う」、「時給金額が下げられてしまった」という時は、以下のようなケースがよくあることとして考えられます。
- キャバクラ側と応募者の希望の相違
- そもそも悪質なブラックキャバクラ
■パターン1
キャバクラの体入では、ポテンシャルは感じられるもののお店のコンセプトや求めているキャバ嬢像とマッチしないキャバ嬢は「様子見」としてじっくりと勤務態度を精査されることがあります。
この場合はお店の損失にならないよう、長く働ける女性かを見極める意味も込めて、あえて記載時給と違う低い金額で体入を交渉してくるパターンがほとんどです。
■パターン2
そして、不採用を前提としたポイ捨て要員を雇う際に、体入を望むキャバ嬢希望者へ記載時給とは違う低い時給での体入を交渉するケースもあります。

どちらのパターンも業界的に珍しいことではないので、キャバクラ求人に記載されている体入時給は「参考程度」と思っておきましょう。
キャバクラ側が求めている条件と応募者の希望が合わなかった
「誰でもどうぞ」と謳って体入キャバ嬢を募集しているキャバクラですが、実際に求めている女性像はお店によってまちまちです。
シフトが都合よく組めるかはもちろん、ギャル系、清楚系と言った女性の系統、明るいか落ち着いているかという性格などのあらゆる面で、キャバクラ側が想定する理想的なキャバ嬢像は試されます。
希望者女性がキャバクラの求めているキャバ嬢と違いがあり、しかしポテンシャルを信じて様子を見てみようと考えられた場合も、体入時給を低く提示される可能性があります。
様子見はキャバクラ側が体入希望者の実力を精査しているケースなので、体入時給を記載と違う低い金額で交渉してきますが、「少なくとも売れる可能性がある」とお店側が判断しているということなのでやる気を出して笑顔で働くようにしましょう。
単に悪質なブラックキャバクラだった
キャバクラの中には人手不足を補うために、「その日しのぎのキャバ嬢を記載とは違う安い体入時給で雇っては不採用にする」、と言ったことを繰り返しているブラックキャバクラも存在します。
この場合、その日の営業が回ればいいため、ポイ捨てできる都合のいい体入希望者ばかり集めており、長期で一緒に働く仲間を最初から募集していないケースがほとんど。
本腰を入れて長期でキャバ嬢として働きたい女性にとっては迷惑な話ですが、そうした「ポイ捨て要員」を多く抱えることで店舗をいつ潰しても損失が少ないようにしているのが実際のところです。
求人に載せる体入の時給は参考程度に思っておく

ここまで体入時給に違いがある主な理由に「高い時給で募集すればたくさんの女の子が応募してくるから」というキャバクラ側の思惑があります。
とにかく多数の女性に会い、可愛い子を採用しなくてはいけないキャバクラ側としては、不特定多数の女性とコンタクトを取ることは重要事項です。
体入希望者の中からキャバクラ側の条件に合う女性がいれば、記載通りの時給を支払って本採用の交渉をすればいいと考えており、また、もし仮に条件にマッチしない女性が応募してきても、記載時給とは違う低い体入時給で働いてもらい、様子を見て合否を決めればいいとお店側は考えています。
そのため、キャバクラの求人に掲載されている体入時給はあくまでも「参考程度」に留めておくくらいが丁度良いのです。
とはいえ、どうしても体入時給について気になる・記載通りの体入時給をいただきたいと考えている女性は、事前の面接で食い違いがないようにすり合わせておくことが大切です。
