もくじ
ラウンジとはどんなところ?

ラウンジとは、主に接待などで使われることの多い値段の高い夜のお店のことです。キャバクラとスナック中間的な営業形態をしています。
キャバクラとの違いは、以下のようなものがあります。
- ルックスの採用基準が厳しい
- ノルマ、ペナルティなし
- 私服出勤ができる
次項で詳しく解説してきます。
ルックスの採用基準が厳しい
ラウンジでは「ラウンジ嬢」と呼ばれる女性が働いていますが、ラウンジ嬢になるためには厳しい採用基準をくぐり抜ける必要があります。
- 受かりやすいのはスレンダー、綺麗系
- 現役レースクイーン、モデルの卵が働いていることも
厳しい審査基準のあるラウンジでは、まずスレンダーであることが前提として提示され、次にラウンジに訪れる年齢層に合わせた色気の有無や知性、顔立ちの良さなど、全てを含めて吟味されます。
そのため一般職の女性がラウンジ嬢になるのはやや難しく、場所によっては現役のレースクイーンやモデルの卵といった「美しさ」を本職としている女性が、生活費を稼ぐためにラウンジ嬢として働いている場合も多くあります。
多くのお店でノルマペナルティなし
ラウンジでは、「ノルマ」や「ペナルティ」といった「給料天引き」システムを設けていない店舗が過半数です。
ペナルティで引かれることがないので「記載通りの安定したお給料を稼げる」というメリットがあります。
多くのお店で私服出勤ができる
ラウンジとは「女性も来店したお客様であり、たまたま席に座って会話をする」というコンセプトのもと運営している夜のお店です。
そのため、ラウンジ嬢は綺麗系の私服ワンピと小さなカバンを持ち、「来店した客」としてフロア内で振る舞います。
ラウンジ嬢の主な仕事内容

ラウンジ嬢のお仕事は、多くの女性が想像する「キャバクラ嬢」の仕事とあまり大差なく、以下のような動きが求められます。
- お客様との会話
- お酒づくり
- タバコに火をつけるなどの接待
まず求められるのが、お客様との会話です。
ラウンジも一般的なナイトワークと同様コミュニケーションを商品としているため、お客様が気持ちよく話せる場を作ることが求められます。
また、ラウンジの場合は2人〜3人のお客様対1人のラウンジ嬢という構図になることも少なくありませんので、満遍なく会話を振れる場を読む力も持っておくといいでしょう。
次に、お酒づくりもラウンジ嬢がするお仕事の1つです。
会員制の高級ラウンジなどではラウンジ嬢がテーブルでお酒を作ることはあまりありませんが、お客様との会話のネタとして、よく出る「焼酎」「ウイスキー」の割り方は覚えておきましょう。
また、タバコに火をつけるなどの接待行為もラウンジ嬢のお仕事ですので、慣れないうちはライターの付け方もまごついてしまうかもしれませんので練習しておきましょう。
ラウンジ嬢の時給相場

ラウンジ嬢の平均時給はおよそ4000円前後で、高級会員制ラウンジなどターゲットとする客層や店自体の価格帯が上がると時給も1000円から2000円前後アップする傾向にあります。
ラウンジでは前述の通り、多くのお店でノルマやペナルティを設けていませんが、完全時給制のためドリンクや指名をいただいてもバックと呼ばれるインセンティブもつきません。
「バックがない」ことの理由の1つとして、ラウンジ嬢の働き方が自由出勤・給料日払いという特殊なシステムを取っているというのも理由の一つとして挙げられます。
ラウンジ嬢に向いている人と向いていない人

ラウンジ嬢に向いている人には、以下のような特徴があります。
- 好奇心旺盛で素直
- 「聞き上手」と言われたことがある
- 年上の男性と話すのが得意
ラウンジ嬢は、主に役職あるプライドの高いお客様を相手にすることが多いため、好奇心旺盛にお客様の話を聞くことができ、素直に相槌のうてる女性が向いています。
またラウンジ嬢といえど接客業のため、お客様をおもてなしする姿勢は何よりも大切であり、お客様の話を遮ったり否定することのない「聞き上手」な女性もラウンジ嬢に向いているでしょう。
さらに、ラウンジには40代以上のミドル世代が多く訪れるため、年上の男性を立てることができ、年上男性と話すのが得意という女性は向いています。
逆にラウンジ嬢に向かないタイプの女性は、以下のような人物です。
- 自己主張が強い
- ネガティブ思考
ラウンジに向かない女性は、自己主張が強くお客様の話に意見をしたくなってしまう女性です。
お客様の大半は、ラウンジ嬢に「癒し」や「聞き役」という理想像をもってご来店されます。
お客様はリラックスを求めて来店しているのにも関わらず、お話を否定したり、自分の感情を優先して正論をぶつけるという接客はあまり好まれないでしょう。
また、ネガティブ思考な女性もラウンジ嬢には向きません。
前述の通り、お客様は癒しを求めて来店されているため、暗い切り返しや落ち込むような相槌を打ってしまう慎重派の女性には、ラウンジ嬢はおすすめできないお仕事です。