ガールズバーには「バック」と呼ばれる独特のシステムが導入されています。
バックはガールズバーでの稼ぎに大きく影響するシステムなので、しっかりと稼ぎたいのであれば把握しておかなくてはいけません。
そこで今回は、ガールズバーのバックについて詳しく解説していきます。
バックの概要や種類、相場についてはもちろん、バックでの稼ぎに大きく影響する上手なドリンクのもらい方・ねだり方などについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ガールズバーのバックとは?

ガールズバーのバックとは、特定の条件を満たすことで付与されるインセンティブのことです。
バックは時給とは別で支払われ、バックが増えれば増えるほど受け取れる給与の額も多くなるので、ガールズバーで稼ぐにはバックをどれだけ上手く活用できるかが重要になります。
お店によって用意されているバックの種類やバック率、金額は店舗によって異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
ドリンクバック・指名バック・同伴バック
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ガールズバーのバックの種類と相場はいくら?

相談者さん
ガールズバーでドリンクバック1杯100円って安いですか?
今在籍しているガールズバーは800円のドリンクにつき100円のバックです。
ガールズバーにおいて『ドリンクバック1杯100円』という金額設定は、特別安いということはありません。同じ金額で設定されているガールズバーはたくさんあります。
ただ、ドリンクバックの金額が大きいお店の方が稼ぎやすいのは確かなので、ドリンクバックで効率よく稼ぎたいのであれば、還元率の高い店舗で働けるかどうかが重要になってきます。
また、ガールズバーには、ドリンクバック以外にもさまざまなバックが用意されています。
種類と金額は店舗によって異なるのでガールズバーで働くのであれば、バックの主な種類とおおよその相場は把握しておきましょう。
バックの種類 | バックの相場金額 |
---|---|
本指名バック ※指名制度ありの店舗 | 500円〜1,500円 |
場内指名バック ※指名制度ありの店舗 | 250円〜750円 |
同伴バック ※指名制度ありの店舗 | 1,000円〜2,000円 |
ドリンクバック | 100円〜300円 |
ボトルバック | 500円〜 |
フードバック | 100円〜500円 |
売上バック | お会計金額の5%〜10% |
ここからは、ガールズバーの主なバックの種類と相場について詳しく解説していきます。
指名バック・同伴バック・同伴バック
ガールズバーはキャバクラのように「指名制度」を設けていないお店の方が多い傾向にあります。そのため、指名バックや同伴バックなどは、指名制度のある店舗でのみ導入されているシステムであるケースが多いため、その点は注意してください。
本指名バック
指名制度があるガールズバーにおいて、お目当ての女性キャストが決まっているお客さんから入る指名が『本指名』です。
その女性キャストに会いにくる目的でお客さんが来店するという性質上、本指名はお店への貢献度が高く、バックの金額も1指名あたり500円〜1,500円ほどと高めに設定されています。
場内指名バック
指名制度があるガールズバーに来店するお客さんの中には、来店するのが初めてだったり、特にお目当ての女性がいるわけではない人もいます。
それらのフリーで来店したお客さんが「なんかこの子いいな、もっと話したいな」と思った時にお客さんがそのキャストを指名をすることを『場内指名』といいます。
『場内指名』も『指名』であることに変わりはありませんが、本指名に比べると店舗への貢献度が低くなるので、相場も1指名あたり250円〜750円ほどと若干低めに設定されています。
「指名バックあり」のガールズバーが気になる!
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同伴バック
ガールズバーでは、お茶や食事をした後にお客さんを伴って出勤することを「同伴」と呼んでいます。この同伴出勤をしたときに給料にプラスで付与されるのが、同伴バックです。
同伴で来店したお客さんは、お店に来店した時点で、以下の支払いが確定します。
- 同伴料金
- 指名料金
- セット料金
お店側にとって同伴で来店するお客さんはお金を使ってくれる大事な存在なので、バックの相場も1,000円〜2,000円と高めに設定されています。
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ドリンクバック
ドリンクバックは、お客さんからドリンクをごちそうしてもらった時に付与されるバックです。
ドリンクバックの金額はドリンクの種類によっても異なりますが、100円〜300円ほどに設定されている傾向です。
ただ、お客さんからドリンクをいただく度に付与されるので1日トータルで換算した場合に、結構な金額になることも少なくありません。

ドリンクバックは一番給料に反映されやすい部分なので、ドリンクバックの金額はもちろん、付与されるルールや条件についてもお店側にしっかりと確認しておくようにしましょう。
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ボトルバック
ボトルバックは、お客さんがボトルを注文してくれたときに発生するバックです。
ボトルはドリンクよりも単価が高く、継続的な来店につながる可能性もあるので、最低でも500円〜と高めに設定されています。
ドリンクバックに加えボトルバックがあると嬉しい!
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フードバック
ガールズバーの中には軽食を取り扱っているお店もあり、そういったお店ではフードバックも用意されています。
フードバックは、お客さんがフードメニューを注文してくれたときに付与されるバックです。
金額はメニューによって異なり、100円〜500円ほどで設定されています。
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売上バック
売上バックは、その日の売上に応じて付与されるバックです。
自分が接客したお客さんの売上が対象となり、お会計金額の5%〜10%ほど付与されます。
ただ、他のバックと売上バックの両方が用意されている店舗もあれば、売上バックしか用意されていないような店舗もあります。
売上バックのシステムによって稼ぎが大きく異なるので、他のバックと併用可能かどうかなどシステムや条件を事前によく確認しておくようにしてください。
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ガールズバーのバック率はキャバクラよりも低い?
ガールズバーのバック率や金額は、キャバクラに比べて低く設定されています。
その理由は、以下のとおりです。
- ガールズバーがキャバクラよりも比較的カジュアルなお店なので単価が低いこと
- カジュアルな業態がゆえに客層の年齢が20代~30代と低め
キャバクラにはガールズバーにないバックも多く存在しいる上に、還元されるバック率も高いので「より
多くのお金を稼ぐ」という意味ではキャバクラのほうが稼げます。
ただしその分、キャバクラのほうがルールが厳しく、稼ぐためには営業活動などの努力が必要ですのでその点は注意が必要です。

キャバクラにはどんな種類のバックがあるか、料金相場については以下の記事をご覧ください。

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ガールズバーの求人に載っているバック率は信用できない?

相談者さん
ガールズバーの面接を回ってみました。
時給、バック、嘘ばかりで何を信じてお店を選べばいいか分かりません。働いている方は何を基準にお店を決めましたか?教えてください
「ガールズバーの求人に掲載されている時給やバックの金額に惹かれて応募したら、実際に支給された金額が全然違った」というケースは少なくありません。
これは、嘘の時給やバック率を掲載しているということではなく勤務年数の長いキャストや売れっ子キャストの給与をモデルケースとして掲載しているためです。
新人キャストは、ベテランや売れっ子に比べると、どうしても売上への貢献率が低くなるので、実際の時給やバックの金額も低くなってしまいます。
これはガールズバーなどの水商売に限った話ではなくどこの業界でもおこなわれていることで、特別珍しいことではありません。
このようなケースを避けたいのであれば、事前に問い合わせたり面接のときに確認するなどして、正確な金額をハッキリさせておくことをおすすめします。


求人に記載の時給は特に高めに記載される傾向が強いので、求人を選ぶときは時給の高さよりもバック率の高さに注目して選ぶようにするといいですよ!
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ガールズバーでのドリンクの上手なもらい方・ねだり方

相談者さん
キャバクラやガールズバーでドリンクバックのあるお店で、お客様にドリンクを注文するテクニックを教えてください。
ガールズバーでお客さんにドリンクをおごってもらい、ドリンクバックを増やすのであれば、
ドリンクはお客さんに楽しんでもらえたときにもらえる対価である
という意識を持つことが大切です。
お客さんを楽しませられていない状態でドリンクをねだっても断られるだけです。
一方、お客さんを楽しませることができていれば、すんなり奢ってもらえたり、向こうから「好きなドリンク注文していいよ」と言ってもらえます。
また、お客さんとそれほど仲良くなれていない状態でドリンクをねだっても断られる可能性が高いので、まずは距離を縮めることを意識して接客するようにしましょう。
お客さんに楽しんでもらうことと仲良くなることが、スムーズにドリンクを奢ってもらう上での一番の秘訣になります。
実際におごってもらうときの上手なもらい方・ねだり方としては、

このお酒飲んだことなくて・・・飲んでみたいな♡

このお酒、新しいんです!〇〇さんと一緒に飲みたいな〜♡
など、なるべく間接的にねだることが重要です。
「ドリンク頼んでもいいですか?」、「ドリンクおごってください!」など直接的なねだり方をすると、ほとんどのお客さんは身構えるので、直接的なねだり方は避けるようにしてください。
ドリンクのおねだりを断られたときの上手い返答

相談者さん
来月の1日からガルバ初出勤します。
お客さんにドリンクおねだりして「むり」など失敗した場合なんと返答すればいいですか?( ; ; )
先述した方法を実践しても、ドリンクを断られることはあります。
もし断られてしまったときは、以下のように一言添えた後で、別の話題に切り替えるようにしましょう。

じゃあもっと仲良くなれたら、仲良くなれた証としてお願いします。

じゃあ、〇〇さんの気分が楽しくなるように頑張ります♪
お客さんとの距離がある程度縮まるまではおごってもらえないことも多いので、あまり気にせず気持ちを切り替えることが大切です。

断られたことにショックを受けていつまでも引きずった状態だと、お客さんが楽しめず、余計におごってもらうのが難しくなるので注意しましょう。
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まとめ
ガールズバーのバックについて詳しく紹介してきました。
ガールズバーで稼ぐにはバックの活用が必須になってくるので、今回の内容を参考にしながらシステムの概要についてきちんと押さえておくようにしましょう。
ただ、導入されているバックの種類や金額は店舗によって異なるので、時給の高さだけでお店を決めるのではなく、バックの内容についても確認した上で決めるようにしてください。
また、ドリンクの上手なもらい方やねだり方もガールズバーで働く女性が身につけておくべき必須のスキルになるので、ぜひ今回の内容を実践してみてくださいね。

