キャバクラでは「バック」と呼ばれる独特のシステムが設けられています。
キャバ嬢として稼ぐためにはバックの活用が必須になりますが、
「バックてどんなシステムなの?」
「バックで稼ぐにはどうしたらいいの?」
など、システムや稼ぎ方についてイマイチ理解できていないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、キャバクラのバックについて詳しく解説していきます。
・キャバクラのバックシステムの概要
・バックの種類や相場
・バックを活用して効率よく稼ぐ方法
についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
キャバクラのバックとは?
相談者さん
キャバクラのバックってどういう意味ですか?
キャバクラのバックとは、特定の目標を達成することでもらえるインセンティブを指す言葉です。
キャバクラなどの水商売の店舗では時給制が採用されていることがほとんどですが、バックは時給とは別で算出され、支払われます。
用意されているバックの種類や条件は店舗によって異なりますが、水商売で稼ぐにはバックのシステムをしっかりと理解して上手く活用することが必要不可欠です。
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キャバ嬢のバックの相場はいくら?
相談者さん
キャバクラの給料システムをを教えていただきたいです。
お店によって違うのはわかっていますが、大体のバックなどの相場を教えていただきたいです。
キャバ嬢のバックの相場は店舗によって異なります。
例えば、ドリンクバックを100円に設定している店舗もあれば、300円に設定している店舗もあります。高級店になるとドリンクバックで1,000円つくこともあるほどです。
また、店舗によって用意されているバックの種類が異なることも少なくありません。
バックの適用に条件が設けられている場合もあるので、気になる店舗があるのであれば事前に問い合わせて確認しておきましょう。
キャバクラのバックの種類と相場
キャバクラのバックにはさまざまな種類があります。
どういったバックが用意されているかは店舗によって異なりますが、水商売で働きたいのであればバックの種類と相場は把握しておくべきです。
ここからは、キャバクラのバックの種類と相場について解説していきます。
本指名バック
キャバクラやラウンジなどの水商売の店舗では、指名するキャストが決まっているお客さんからの指名を「本指名」、あるいは「A指名」や「場外指名」と言います。
この本指名が入ったときに付与されるのが、本指名バックです。
キャバクラでは、店舗に入ったときにボーイが指名したい女の子がいるかお客さんに確認するシステムになっており、そこでお客さんに指名してもらったキャストに本指名バックがつきます。
本指名バックの相場は、1,000〜2,000円ほどです。
場内指名バック
キャバクラやラウンジに来るお客さんは指名するキャストが決まっているお客さんばかりではありません。
初めて来店するお客さんや、指名するキャストを決めずに来店するフリーのお客さんもいます。
そういったお客さんが店内に入ってから行う指名を「場内指名」や「B指名」と言い、この場内指名に対して付与されるのが場内指名バックです。
初めてのお客さんやフリーのお客さんに対しては店側が選んだキャストが付くことが一般的ですが、フリーで付いたキャストは時間が来ると交代してしまいます。
キャストを席に残しておきたい場合、そのキャストを指名する必要があり、そのときに付くのが場内指名バックです。
場内指名バックは本指名バックほど高くなく、500〜1,000円ほどで設定されているケースが多くなっています。
延長指名バック
水商売では「1時間5,000円」などセット料金が設定されているケースがほとんどです。
1時間で満足できないお客さんは追加料金を支払って延長する必要があり、そのときに発生するのが延長バックです。
延長指名バックの相場は1,000〜2,000円ほどで、本指名バックと同じくらいの価格帯で設定している店舗が多い傾向にあります。
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同伴バック
水商売の世界では、お客さんを伴って店舗に出勤することを「同伴」と言います。
この同伴に付与されるのが、同伴バックです。
同伴バックの相場は2,000〜3,000円ほどとなっていますが、本指名バックや延長指名バックなどの指名系バックよりも高く設定されている傾向にあります。
お客さんが同伴で来店した場合、来店した時点で、
- 同伴料金
- 指名料金
- セット料金
の支払いが確定します。
同伴で来店するお客さんは店舗側にとってお金を多く落としてくれるお客さんなので、なるべく同伴してくれるキャストが増えるようバックの金額も高く設定されています。
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ドリンクバック
ドリンクバックは、お客さんから頂いたドリンクに対して発生するバックです。バックの金額は頂いたドリンクによって異なりますが、100〜1,000円が相場となっています。
相談者さん
キャバクラのドリンクについて教えて下さい。
・フリー客から頂いたドリンクって、バックはつかないんですか?
・ヘルプ席でドリンク頂いた場合は、指名の子のドリンクバックになるんですか?
キャバクラで働いていると初めて来店したお客さんやフリーのお客さんのテーブルに付いたり、指名されたキャストのヘルプとしてテーブルに付くこともあるでしょう。
フリーのお客さんやヘルプとしてテーブルに付いたときもお客さんからドリンクを頂くことがありますが、この場合はドリンクバックは付きません。
ドリンクバックが付くのは、本指名されてテーブルに付いたときのみです。
ただ、ドリンクバックのシステムはお店によって異なるため、お店によってはフリーのお客さんやヘルプで付いたテーブルでもドリンクバックが付く場合もあります。
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ボトルバック
キャバクラのバックの中で最も稼ぎに直結するのがボトルバックです。
居酒屋やバーにはボトルを入れてキープしておくシステムがありますが、キャバクラでもこのボトルキープのシステムが採用されています。
キャバクラでは、
- ウイスキー
- シャンパン
- ワイン
- ブランデー
- 焼酎
など、さまざまなお酒のボトルキープに対応していますが、ボトルは単価が高いのでバックの金額も高くなります。
ボトルバックは「ボトルの金額の3割」程度で設定されているお店がほとんどです。
キャバクラで取り扱われているお酒は非常に高く、一本あたりの金額は最低でも数万円、高いものだと100万円以上になるものもあります。
ボトルバックが3割に設定されているお店で10万円のシャンパンボトルを入れてもらった場合のシャンパンバックの計算は以下のとおりです。
100,000円(シャンパンの代金)×0,3(ボトルバックの割合)=30,000円(シャンパンバックで受け取れる金額)
このようにボトルバックはインセンティブの割合が大きいので、キャバクラではいかにボトルを注文してもらうかが稼ぐ上で重要になります。
シャンパンやスパークリングワインなどコルクで栓をしているお酒や炭酸が含まれるお酒はその日のうちに飲み干さなければならないため、上手く誘導して来店のたびに入れてもらえば大きく稼ぐことも可能です。
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フードバック
キャバクラではお酒だけでなくフードも取り扱われています。
最初に出てくるお菓子の盛り合わせなどはセット料金に含まれているためバックが付くことはありません。
一方、フルーツ盛りなど別途注文が必要になるフードにはフードバックが付きます。フードバックの相場は「フードの金額の1割ほど」となっています。
バックの金額自体は対したことありませんが、ドリンクやボトルと一緒に注文してもらいやすいので、チャンスがあれば積極的にねだってみてください。
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ヘアーセットバック
キャバ嬢が美容室で髪の毛をセットしてから出勤する場合、美容室でかかる料金は一回あたり1,000〜3,000円と割高です。
週5で勤務しているキャバ嬢になると、ヘアセットだけで月に20,000円以上かかることになります。
その負担を軽減するために付与されるのが、ヘアーセットバックです。「ヘアーセットして出勤した回数×500〜1,000円」をバックとして受け取ることができます。
皆勤バック
キャバ嬢は昼夜逆転の不規則な生活になる上に、仕事で毎日のようにお酒を飲みます。そのため、キャストが連絡なしに遅刻したり無断欠勤したりすることも少なくありません。
お酒を飲むという性質上仕方ないという側面もあるものの、遅刻や無断欠勤が増えるとお店の営業に支障が出てしまいます。
そういった遅刻や欠勤を抑制するために用意されているのが皆勤バックです。
皆勤バックは遅刻や欠勤することなく出勤したキャストに対して用意されているもので、5,000円が相場になっています。
イベントバック
キャバクラでは、人気のキャストのバースデーイベントや店舗の周年祭などイベントが開催されることがあります。
ハロウィーンやクリスマスなど特定の季節にイベントが開催される店舗も少なくありません。これらのイベントが開催されたときの売上や指名の数に対して付与されるのがイベントバックです。
自分のバーステーイベントは指名が入りやすく、ドリンクやボトルの注文で売上もあがりやすいので、イベントバックのみでかなりの金額になることもあります。
イベントバックの金額やバック率は店舗によって大きく異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
売上バック
キャバクラの中には売上バックのシステムを導入している店舗もあります。
これは本指名のお客さんについたときの売上に対するバックで、「売上全体の数%〜10%」ほどが売上バックとして付与されます。
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キャバクラはバック率が低くて稼ぎにくい?
相談者さん
キャバクラの方がホストと比べてドリンクなどのバック率が低いって聞いたんですけど本当ですか?
キャバクラは20-30パー程度、ホストは40-50パー程度らしいんですが
ホストと比べるとキャバクラのバック率は低めに設定されているのは確かです。ただ、これはキャバクラのバック率が低いのでなく、ホストのバック率が極端に高く設定されているだけです。
ホストはドリンクやボトルの売値がキャバクラより高く設定されているため、より稼ぎやすくなっています。男性が働く場所であるホストとキャバクラのバック率を比較してもしょうがありません。
それよりも、バックのシステムを最大限活用する方法を把握しておくことの方が大切です。バックのシステムを最大限活用する方法を把握しておくことで、より効率的に稼げるようになります。
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キャバ嬢がバック率を最大限活用する方法
キャバ嬢がバック率を最大限活用して効率よく稼ぐ方法やポイントとしては、
- お店のシステムを把握する
- 積極的に営業して本指名バックや同伴バックを狙う
- 条件付きのバックを採用しているお店では働かない
の、3点があげられます。
この3点を押さえているのといないのとでは稼ぎに大きな差が出る可能性があるので、絶対に押さえておくようにしましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
お店のシステムを把握する
バックのシステムを最大限活用して効率よく稼ぐには、在籍している店舗のシステムをしっかり把握しておくことが必要不可欠です。
どういったバックが用意されているかについてはもちろん、バックが付与される条件についても理解しておく必要があります。
先述したとおりバックにはいくつか種類があり、お店によって採用されているバックが異なります。
例えば、フードバックが採用されている店舗の場合、ドリンクやボトルを注文してもらうタイミングでフードも一緒に注文してもらうことでより効率的に稼ぐことが可能です。
一方、フードバックのない店舗の場合、フードをどれだけ注文してもらってもバックとして還元されることはないので、フードだけでなくドリンクやボトルを注文してもらうようにするべきです。
このように、効率的にバックに還元するにはお店のシステムの把握が必須になるので、まずはお店のシステムをしっかりと把握するようにしてください。
積極的に営業して本指名バックや同伴バックを狙う
稼げるキャバ嬢になるには営業も必須です。
営業によって本指名を獲得できれば本指名バックも付き、同伴の約束を取り付けることができれば同伴バックによるインセンティブを得ることもできます。
一方、フリーのお客さんやヘルプに付いたときに頑張ってドリンクやフードを注文してもらってもバックは付きません。
場内指名してもらえない場合は、場内指名バックや延長バックが付与されることもありません。
キャバクラで稼ぐにはいかに本指名や同伴の数を増やすかが重要になるので、積極的に営業して本指名や同伴につなげましょう。
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キャバクラの中には、
- ドリンクバックが付与されるのは、お客さんがドリンクを三杯以上注文してくれた場合のみ
- 同伴バックが付与されるのは、同伴で来てくれたお客さんが延長した場合のみ
など、バックの付与に細かな条件を設けている店舗もあります。
細かな条件が設けられている店舗や厳しい条件が設けられている店舗は、そうでない店舗と比べるとかなり稼ぎにくくなります。
働くお店は、バックの種類だけでなく条件についてもしっかりと確認した上で選ぶようにしましょう。
いろいろなバックが用意されている店やバック率の高いお店に移るのも一つの手
用意されているバックの種類やバック率、バックが付与される条件は店舗によって異なります。
バックの種類が少ない店舗やバック率の低い店舗、条件が細かい店舗では効率的に稼ぐことが難しいので、そういったお店で働いている方はお店を移るのも一つの手です。
給与とバック率などを比較して、より良い条件で働ける店舗がある場合は店舗を移ることも検討してみてください。
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まとめ
キャバクラのバックについて詳しく紹介してきました。
バックの種類やバックの金額、バック率はそれぞれの店舗によって異なるので、勤務する店舗は給与だけでなくバックにも注目しながら選ぶようにしましょう。
また、キャバ嬢として稼ぐにはバックを最大限活用することが必須になるので、店舗のシステムをしっかりと把握して、どうすれば効率的に稼げるか考えながら勤務するようにしてください。
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