何となく「アフター」という言葉は耳にしたことはあるものの、「アフターでは何をするんだろう?」、「ホテルに連れ込まれたりするのかな?」と不安を抱く方も少なくありません。
「アフターに行くメリットって何かあるの?」と疑問に思うかたもいるかもしれませんね。
そこで今回は、初めてキャバクラで働く女性に向けて、『キャバクラのアフター』についてメリットと注意点も詳しく解説していきます。
「アフターについてなんとなくしか知らない」という人はぜひこの機会にしっかりアフターについて学んで下さいね!
キャバクラのアフターとは?
相談者さん
キャバクラのアフターてどういう意味ですか?
アフターとは、キャバクラの営業が終了した後にお客さんと遊びにいくことです。
キャバクラには、アフターに似た制度として「同伴(どうはん)」がありますが、同伴と違いアフターには「アフターバック」というものがありません。
お客さんも、アフター料金を支払うことなくキャバ嬢と出かけることができます。
キャバ嬢側 | お客さん側 | |
---|---|---|
アフター | 給料にプラスされるものはなし | お店への支払いなし |
同伴 | 同伴バックが給料にプラスされる | お店に同伴料金を払う |
キャバ嬢にとってアフターはサービス残業と言っても過言ではありません。しかしアフターに行くことで得られるメリットもあります。
お客さんにとってアフターは、お気に入りのキャバ嬢のプライベートを独占できるという特別感やキレイで若い女性を連れているという優越感があります。
また、アフターにはキャバクラで接客している時には見せられなかった素に近い部分を見せることで、お客さんとの親密度を上げられるという効果もあります。
その結果、お客さんはますますキャバ嬢に夢中になり、継続的にキャバクラに会いに来てくれるという図式が成り立ちます。
キャバクラの看板キャバ嬢の多くは、自身に対して高額なお金を使ってくれる“太客”や、これから自分のファンになってもらいたいお客さんと共にアフターを過ごし、グッと彼らの心を掴んでいます。
「アフターをしてもお金にならないから嫌だな・・・」と思わず、大きな見返りがあることを理解して積極的にアフターすることをオススメします。
それでもアフターに行きたくないなら
アフターをしなくてもOKな求人を選ぼう!
住んでいるエリアをclick!
キャバ嬢がアフターに行く理由
キャバクラで働いたことない人は「アフターへ行っても時給が発生するわけでもないのになぜ行くの?」と思うかもしれません。でも実際、アフターへ行くキャバ嬢は多くいます。
キャバ嬢がお客さんとアフターに行く理由は人によってさまざまです。キャバ嬢がアフターに行く理由をご紹介いたします。
キャバ嬢
Bさん 22歳
OPENからLASTまでお客さんの接客をしてさらにアフターでお客さんと飲みに行くのは正直しんどい時もありますが、それでもいつもキャバクラに来てシャンパンを入れてくれたり、指名してくれるお客さんがいるから「いつもありがとう」の意味を込めてアフターに行っています。そのおかげかはわからないけど、お客さんと良い関係を保てています。
キャバ嬢
Sさん 21歳
単純に飲み足りないんですよね!キャバクラの接客中は、気をはっているからかお酒を飲んでもあまり酔っぱらうことがなくて。なので仕事が終わった時に「はー!気兼ねなくお酒がのみたーーい!」ってなるんですよね。だから私からお客さんを誘ってアフターへ行くことも多いです。もちろんアフターはお酒を飲みにbarへ行きます!
キャバ嬢
Yさん 26歳
キャバ嬢って意外とつながりが重要だったりするんですよ。ホストとか同業者の人がお客さんとして指名してきてくれたりするんですけど、そのお返しにその人の知り合いのお店にアフターで飲みに行ったり。お互いに助け合っているって感じですかね?けっこういい出会いとかもあったりするんでそこら辺はフットワーク軽めに行きます。
キャバ嬢
Mさん 22歳
私がアフターへ行く理由は完全にお客さんへのお礼ですね。例えば高級シャンパンを入れてくれた時に「今日アフター行ける?」って言われたら行くようにしています。その代わりアフターへ行く相手はきちんと選んでて、フリーで入って場内指名してくれたお客さんの場合は、信頼関係が築けていないので行かないです。アフターはお酒も入っているので同伴より慎重になりますよねやっぱり。
キャバ嬢
Rさん 19歳
ずばり、お金が欲しいからアフターに行っています。お客さんとアフターに行くと帰りはタクシーになるのでお客さんがタクシー代として2~3万くれることが多いんですよね。まぁ、チップのようなものですが。私は解散した後、タクシーには乗らずいつも始発で帰るので、もらったチップをお小遣いにしてます。もちろんお客さんには始発で帰っていることは言いませんよw
キャバ嬢はアフターでどこへ行って何をするの?
相談者さん
キャバクラのアフターってなにするんですか?
私のイメージ的には
最後はエッチ
って考えがあるんです。
来年キャバクラで働こうとおもってます。ご存知な方いろいろ教えてください!
アフターをしたことがない人にとってどこへ行って何をするのかはとても気になるポイントなのではないでしょうか。
キャバクラのアフターには、具体的に”◯◯をしないといけない”というルールは存在しません。また、キャバ嬢と2人きりでアフターに行くことを好むお客さんもいますが、実際には、複数人で行くシチュエーションも多いです。
また、アフターで行く場所は以下がメインとなるでしょう。
- バーへ行く
- 居酒屋へ行く
- ガールズバーや朝キャバへ行く
- カラオケへ行く
1.バーへ行って飲みなおす
キャバ嬢がアフターで行く先として一番多いのが「バー」です。
バーであればのんびり自分のペースで飲める上に、少し薄暗いお店が多いため落ち着くという理由もあります。
また年配のお客さんはガヤガヤして明るい店内の居酒屋よりも、オトナがお酒を飲みなおす場として、ピッタリなバーを指定することが多いのも1つの理由です。
2. 居酒屋へ行って軽く食事をする
お客さんもキャバ嬢もさんざんキャバクラで飲んだり食べたりしているので、すごくお腹がすいているわけではありません。
ですが「なんか軽くつまんで飲みたいね」という話になり、深夜〜朝方まで営業している居酒屋へ行くケースが多いです。食事と一緒にお酒が飲める点もアフターにぴったりです。
富裕層のお客さんが多い高級キャバクラに勤めている場合は、居酒屋ではなく高級割烹や料亭に行くケースもあります。
3. ガールズバーや朝キャバへ行って飲みなおす
アフター先として、同業種である「ガールズバー」や「朝キャバ」へ行くケースも多いです。自分が働くキャバクラの系列店へ足を運ぶこともありますが、全く関係ないお店へ行くこともあります。
ナイト業界は横のつながりが強かったりするので、「この間、〇〇店のキャストの〇〇ちゃんがお客さんを連れてきてくれたから、今日は私が〇〇ちゃんのお店にお客さんを連れていこう」という感じで、同業者が働くお店へアフターへ行くケースもあります。
4. カラオケへ行って歌う
「もうこれ以上、ご飯も食べられないし飲むのもキツイ!」というキャバ嬢にアフター先として選ばれやすいのがカラオケです。
カラオケなら歌を歌うだけで盛り上がれます。カラオケは個室なので多少ゴロゴロできるのもラクですよね。
ここまで読んで「なーんだアフターって思ったより大変そうじゃないし、お客さんによっては楽しそうじゃん」と思ったかたもいるかもしれません。
しかし、アフターにも注意すべき点があります。
キャバ嬢がアフターで注意すべきこと
お客さんとキャバ嬢がアフターをする際に最も気を付けたいのは酔った勢いで体の関係を持ってしまうことです。
体を許してしまった時点で、「もうこの子は手に入ったからいいや」とお客さんに飽きられてしまう可能性があります。
キャバ嬢という仕事をしている以上、『手に入りそうで入らない』というポジションは守って置くべきです。
また、最悪なケースだと酔っぱらったお客さんに力づくで襲われる可能性もあります。特にお客さんと1対1でカラオケなどの個室に入った場合、第三者の目が無いためリスクが高くなります。
ですので、アフターをする場合は以下の3点に注意するようにしましょう。
- アフターでお酒を飲みすぎないこと
- お客さんと2人きりで個室に入らないこと
- お持ち帰りされるような状況にさせないこと
どんなに仲がいいお客さんであっても、“お客さんとキャスト”という関係は崩さないようにしてくださいね。
酔っているからといって「オメーさぁ」など言葉遣いが悪くなったり、あぐらをかくなど品を無くす行為にも注意してくださいね。
アフターに行くのが怖い!そんな人は
アフターの強制がないキャバクラの求人に応募!
住んでいるエリアをclick!
アフターでホテルに誘われた時の断り方
相談者さん
キャバクラでアルバイトをしています。
お客さんにセックスに誘われた時のうまいかわし方を教えてください。
「付き合ってない人とはしない。すると好きになっちゃうからダメ。
○○さんは既婚者だから好きになったらつらいから~」
とかでいいんでしょうか。
アフターで直接的にお客さんからホテへと誘われるケースはそう多くありません。
しかし営業時間終了後のプライベートタイムにお店は関与しないため、何が起こるか分からないというのも事実です。
キャバクラで働く以上、お客さんから「このあとホテル行こうよ」と言われる機会はあるでしょう。
実際そういう状況になった時に、自身の身を守るためにも対策を立てておくことは大切です。ここでは、アフター中にお客さんからホテルに誘われた時の断り方を解説します。
1. かどが立たない言い方で伝える
同じ断り文句でも、やんわり断るのと「ホテル?は?ムリムリムリ。」と全拒否する形で断るのとでは印象がだいぶ違ってきますよね。
かどが立たない上手な断りかたの例として以下があります。
◯◯さんとはもっと仲良くなってからそういう関係になりたいです。
明日は朝イチで予定が入っているからまた今度ねっ!
もっと同伴や指名してくれたら考えてもいいよ??
つぎ来店してくれた時にシャンパンを入れてくれたら、もしかするかもよ?
これらの断り文句の共通点は、“次を匂わせる”断り方だということです。
お客さんからすると「え?もしかしたら次はホテル行けるかも!」と次に期待することができます。
キャスト側にとっても、その日にホテルへ行くことを避けることが出来る上に、次回の来店や指名、ドリンクバックなどの獲得にも繋げることができますね。
ただし、この断り文句は何度も使えるものではありません。
何度も断り続けたことで、「見返りがない」、「カモにされている」とお客さんに感じさせてしまえば、印象は悪くなる可能性もあることを理解しておきましょう。
2.奥さんや家族の存在を強調して断る
お客さんが既婚者の場合、ホテルのお誘いを受けてしまうと、不貞行為になりお客さんの奥さんから慰謝料を請求されるリスクがあります。
そのため、断る時は“奥さん”や“家族”というキーワードを使いましょう。
だめですよ。奥さんが知ったら悲しんじゃいますよ!
気持ちは嬉しいけど、家庭を第一にしてほしいです。
〇〇さんは家族を悲しませるような人じゃないでしょ?
ホテルのお誘いをするお客さんは、若くて綺麗なキャバ嬢と2人きりで遊んでいるというシチュエーションに気持ちが酔っていることが多く、冷静な一言や家庭を心配する様子を見せることでお客さんが思い止まることも珍しくありません。
お店に仲の良いキャストがいる場合は、アフターでホテルを誘われた際にどうやって断っているのかを尋ねてみるのも参考になりますよ。
どうしてもアフターが嫌…
アフターの強制がないキャバクラで働こう!
住んでいるエリアをclick!
アフター前にお客さんのタイプを理解しておこう
日々の接客中にお客さんのタイプを理解しておくことも自身の身を守ることに繋がります。
例えば、ホテルへ行ってセックスをすることが目的でキャバ嬢をアフターに誘おうとするお客さんには、以下の様な特徴が見受けられます。
- 接客中に度を超えたボディタッチをしてくる
- 会話の最中に頻繁に下ネタを挟んでくる
- キャバクラの閉店間際に来店して物足りなさをアピールしてくる
- やたらとアフターへのお誘いが多い
- ホテル街近くのBARや飲食店での飲み直しを提案してくる
こうした“いかにも下心がありそうなお客さん”の特徴を理解するだけでもアフター中にホテルに誘われるリスクを抑えることができます。
少しでもおかしい、何だか怪しいと感じるお客さんの場合には、決してアフターへのお誘いには応じないことが賢明です。
ホテルに誘いづらいように予防線を張っておこう
下心を持ってキャバ嬢をアフターに誘うお客さんは、言葉巧みにあの手この手を使って肉体関係を持とうとします。
ですので、アフター中にお客さんからホテルに誘われないためには、あらかじめ自身で予防線を張っておくことが重要です。
以下は一例ですが、お客さんがホテルに誘いづらいシチュエーションは自分から作ることができます。(嘘でもOK)
- 事前にお客さんに対して帰宅時間を伝えておく
- 性的なトラウマがあると伝えておく
- 自宅以外の場所で寝れないと伝えておく
- 生理中で体調があまりよくないことを伝えておく
一度お客さんと体の関係を持ってしまうと、その後お客さんからの指名をしてもらえないと不安を感じてしまい、ズルズルと体の関係を続けてしまうキャストも多いです。
指名をもらうために体の関係を持つことは、水商売でご法度と言われる「枕営業」にあたります。枕営業を行なってしまえば、
「押せば簡単にホテルへ行くキャバ嬢」
「指名をチラつかせれば簡単にヤれるキャバ嬢」
とお客さんから認識されてしまうばかりでなく、お店や他のキャストからの信頼も大きく失ってしまうこととなります。また、肉体関係だけで繋ぎ止めることができるのは、せいぜい数か月程度です。
キャバ嬢は枕営業をしてるって本当?枕のデメリットと上手な断り方!ついついお酒の勢いでお客さんからのお誘いに応じてしまいたくなりますが、プロのキャバ嬢として活躍するためにも必ず予防線を張ってアフターへと臨みましょう。
アフターに行きたくない人必見!
住んでいるエリアをclick!
まとめ:キャバクラのアフターは自己責任!
キャバクラのアフターについて解説しました。
アフターはバックが出ないため、キャバ嬢にとってメリットが何もないように思われがちですが、同伴と同じようにお客さんとの仲を深めるのに最適なコミュニケーションの場と言えるでしょう。
アフターに快く応じることで、太客になってくれたり、新しい指名に繋がることもあります。しかし、アフター中は営業時間外ですので、ホテルに連れ込まれたり、トラブルが起きてもキャバクラ側が責任を取ってくれることはありません。
だからこそアフターは、泥酔しすぎないお客さんや、決まった時間になれば解散してくれるお客さん、信頼のできるお客さんを選ぶようにしましょう。
またアフターは行きたくないのに無理して行くものでもありません。アフターに行くか行かないかはキャバ嬢自身の責任になります。
良好な関係を築き上げたお客さんであれば、たとえホテルに行かずともあなたに会いたいとキャバクラまで足を運んでくれますよ。
住んでいるエリアをclick!