「自分って汗臭い気がするんだけど、これってもしかしてワキガなのかな?」
「一緒に働くキャバ嬢のニオイが気になるんだけど、正直に伝えた方が良いのかな…?」
キャバクラで働く女性にとって気になるのが自身のニオイですよね。
しっかりとしたケアを行っているつもりであっても体臭が気になる人の場合、ワキガである可能性も考えられます。
ワキガには特徴的なニオイがあり、自分では気付かないうちにお客さんや周りのスタッフ、同僚のキャバ嬢達に迷惑をかけていることも。
一方で、ワキガであることを理由にキャバ嬢として働くことを諦める必要はなく、しっかりとした治療やケアを行うことで売れっ子キャストとして活躍する女性もいます。
この記事では、ワキガの症状や原因、ニオイのチェック法、ワキガに悩むキャバ嬢に向けた対処法などについて詳しく解説します。
ワキガって何?
ワキガとは、脇から発生する特徴的なニオイの症状を意味します。
皮膚には、エクリン腺とアポクリン汗腺という2種類の汗腺がありますが、後者のアポクリン汗腺から分泌される汗にはニオイの元となるタンパク質や脂質を多く含みます。
ワキガは、アポクリン汗腺から分泌される汗が多く、その汗が分解される際に発生するニオイが強いことが主な原因といわれています。
アポクリン汗腺は、緊張や驚きによって活発に汗を分泌します。
ニオイによって異性を惹きつけたり、外敵からの危険性を仲間に知らせる動物や昆虫がいますが、その働きを担う芳香線が退化したものがアポクリン汗腺といわれており、脇やデリケートゾーン、乳輪、外耳道などの一部の器官にしか存在しません。
ワキガは、一般的にこのアポクリン汗腺が多い人が発症しやすいといわれています。
こんなニオイがすると要注意!
気になるワキガのニオイですが、以下の3つが特徴的です。
- 温泉の様な匂いの硫黄臭
- 香辛料の様な匂いのカレースパイス臭
- カビの様な匂いの脂肪酸臭
ワキガの代表的なニオイはこれらの3つとなりますが、ほかにも、酢の匂い、古い雑巾の匂い、納豆の匂い、ゴボウの匂いなど、体質によって個人差があります。
また、ワキガのニオイはどれかひとつに限定されるものではなく、様々なニオイが混じり合うこともあります。
さらに、ワキガのニオイは服に付くと取れにくいという特徴もあります。
ワキガの原因は生まれつきがほとんど
ワキガの原因は、生まれつきがほとんどといわれています。
また、ワキガは、ウイルスや細菌性によるものでないため人に移してしまうリスクはないほか、肥満体型によって発症するものではありません。
アポクリン汗腺から分泌される汗は、過剰なケアなどで常在菌バランスの崩壊、不規則な生活によるホルモンバランスの乱れ、緊張や驚きなどのストレスを原因に分泌が促されるものです。
大人になってからワキガになってしまったと思う人もいますが、元々持っていたワキガ体質が様々な原因によって濃く現れる様になったものといえます。
日本では約10人に1人がワキガといわれており、決して珍しい症状ではありません。
ワキガだとキャバ嬢は出来ない?
お客さんを相手に接客をこなすキャバ嬢の中には、ワキガでは働けないのではないかと悩む女性もいますが、実際にはキャバクラで勤務することは可能です。
しかし、ニオイがキツ過ぎるキャバ嬢は、お客さんだけでなくスタッフからも嫌がられてしまうことが考えられます。
また、キャバクラの更衣室は狭くて閉鎖的な空間であることが多いため、密室にニオイが充満してしまうと他のキャバ嬢から苦情が出ることもあります。
場合によっては、お店のレンタルドレスを使用できなくなることもあるため、自分自身でしっかりとしたケアを行うことが大切です。
ワキガを公表したキャバ嬢もいる!
ワキガであることはキャバ嬢にとって致命的に思う人もいるかもしれませんが、あえて公表した女性がいます。
それは、有名キャバ嬢の桜井野の花さんで、2019年にワキガであることを公表すると共に治療したことも明かしました。
元々歌舞伎町のNo.1キャバ嬢として活躍し続けていた彼女ですが、2019年の公表以前は自身のケアで乗り切っていたとのことです。
桜井野の花さんに対して臭い、ニオイが気になるというイメージを持つお客さんはいないため、自身の努力で隠し切っていたことが伺えますね。
ワキガかも?キャバ嬢がワキガかどうか確かめる方法
ワキガのニオイに慣れてしまった女性は、自分ではその症状に気付けないことがほとんどです。
多くの場合は、他人からの指摘で気付くこととなりますが、以下のセルフチェックを通じてワキガの可能性を確認することもできます。
いずれにも当たったからといって確実にワキガであるとはいえませんが、対策などを始めるきっかけになるかもしれませんよ。
耳垢がネバネバ黄色い
ワキガの人は耳にアポクリン汗腺が多く存在するため、耳垢がネバネバして黄色いことが多いといわれています。
綿棒を使用してみて、湿った黄色い耳垢が付着する場合にはワキガ体質である可能性があります。
ワキ毛に白い粉がついている事がある
ワキガ体質の人は、脇毛に白い粉がついていることがあります。
これは、アポクリン汗腺から分泌された汗の成分の結晶であり、ニオイの原因になるといわれています。
上述した耳垢の特徴に加えて、脇毛に白い粉が付着しているのであれば、高確率でワキガの可能性があります。
ワキガの両親がいるかどうか
ワキガは、優性遺伝であり両親からの影響を受けやすいといわれています。
両親のどちらかがワキガである場合、もしくは、両方がワキガの場合には高確率で遺伝するといわれているため注意が必要です。
ドレスのワキが黄ばむ事がある
ワキガのニオイの原因となるアポクリン汗腺から分泌される汗は、粘り気があるほか洋服に付くと黄ばむ特徴があります。
キャバ嬢の多くは、脇汗が目立たない様にオープンなドレスを着ていますが、冬場などは裾のあるドレスを選ぶ人もいます。
脇と直接触れる部分が黄ばんだり、茶色っぽく変色している場合には、ワキガの可能性が高くなってしまいます。
また、これはドレスだけではなく日頃着ている洋服にも同じことがいえるため、普段着ている服をチェックしてみても良いでしょう。
ワキガでもキャバ嬢を続ける方法は?
ワキガであることにハンディキャップを感じてキャバ嬢を諦めようと考える女性がいます。
しかし、ワキガであってもキャバ嬢として活躍することは可能であり、しっかりと向き合っていくことが大切です。
お客さんやスタッフ、他のキャバ嬢に迷惑をかけないためにも、自分自身でできる対策を気付いた時からやっていきましょう。
食生活の改善
ワキガに悩むキャバ嬢は、食生活の改善を心掛けましょう。
ジャンクフードや肉ばかりを食べると体臭がキツくなるため、魚や野菜なども取り入れて健康的な食生活を目指すことがポイントです。
加えて、アルコールを摂取すると自然と体温が上昇するため、知らず知らずのうちに汗をかいてニオイの原因になることもあるため要注意です。
ストレスを溜めないように心がける
ワキガに悩むキャバ嬢は、ストレスを溜めないことも大切です。
キャバ嬢は、ただでさえ昼夜逆転の不規則な生活を送っているため、ワキガ対策としては特に注意したいポイントとなります。
ストレスによってかく汗は、主にアポクリン汗腺から分泌されるためニオイの原因となります。
自分はストレスを溜めていないと思うキャバ嬢もいますが、働き過ぎに気を付けると共にしっかりと息抜きのための時間も作ってくださいね。
脱毛をする
ワキガに悩むキャバ嬢は、脱毛することも効果的です。
キャバ嬢といえばドレスを着る職業であるため、きちんとムダ毛処理をすることがお客さんに対するマナーにもなります。
また、脱毛をすることによって雑菌の繁殖を防ぐこともできます。お金はかかってしまいますが、脱毛には様々なメリットがあります。
どうしても難しい場合には、しっかりと日々のケアをする様にしましょう。
清潔を保つ
ワキガに悩むキャバ嬢は、自身の身体を日々清潔に保つことも意識したいものです。
毎日入浴することはもちろん、洗濯物にも要注意。
きちんと洗ったつもりでも脇の辺りにニオイやシミが残っていることもあります。
デオドラント商品を活用する
ワキガに悩むキャバ嬢は、デオドラント商品をしっかりと活用しましょう。
市販されているデオドラント商品には、スプレーや塗るタイプなど様々なものがありますが、お客さんに対する最低限のマナーとして用意したいものです。
ワキガのニオイは自分では気付かないことも多いため、こまめに使用した方が安心して働けます。
ワキガ治療を検討する
ワキガに悩むキャバ嬢の中には、本格的な治療を検討する女性も多くいます。
- 脇に穴を空けて汗腺を除去する
- ボトックス注射を打って汗腺の働きを抑える
- マイクロ波によって患部にある汗腺を破壊する
ワキガ治療にはこうした方法がありますが、②と③の方法であれば永続的な効果が期待できるため、中度から重度のワキガ症状に悩むキャバ嬢にとっておすすめです。
まとめ:ワキガでもキャバ嬢は出来る!でもしっかりケアをしよう!
この記事では、ワキガの症状や原因、ニオイのチェック法、ワキガに悩むキャバ嬢に向けた対処法などについて解説しました。
ワキガのニオイに悩む女性は多くいますが、だからといってキャバ嬢として働けない訳ではありません。
ただし、お客さんや周りの人々、さらに自分自身にも大きく影響を及ぼすため、ワキガを自覚したらすぐにケアをすることが大切です。
また、ワキガは10人に1人が発症するといわれる身近な症状であるため、「どうして自分だけが悩まないといけないの?」と悲観する必要はありません。
もし、周りの人に聞けるのであれば、自分自身のニオイはどうかチェックしてもらっても良いでしょう。
キャバ嬢は自分自身が商品となるため、ワキガであってもなくてもしっかりとしたケアと自分磨きを行うことが大切です。