「夜職を始めると失うものがたくさんあるって本当なの?」
「夜職を続けることで失うものを少なくするためにはどうしたら良いの?」
キャバクラやガールズバーをはじめとした夜職は、短時間で高収入を得られたり刺激的な経験ができるなど様々なメリットがあります。
夜職を通じて得た収入や経験をもとに昼職で活躍する女性も多く、若い世代の女性を中心にナイトワークの人気が高まっています。
そんな多くの魅力がある夜職ですが、実際に働き始めることで失うものもたくさんあるといわれています。
世間的にはまだ夜職に対する理解度は高いとはいえず偏見を持たれてしまったり、周囲との価値観の違いに悩んでしまう人も少なくありません。
この記事では、夜職を始めることで失うものと得られるもの、夜職で失うものを減らすための考え方について解説します。
これから夜職を始めたい人や駆け出しのナイトワーカーは、ぜひ参考にしてくださいね。
夜職を始めると失うものが多い?
お酒を片手にワイワイしていたり、いつも楽しそうな雰囲気が魅力的な水商売ですが、夜職を始めると失うものが多いといわれています。
一般的な昼職と夜職の大きな違いは働く時間帯ですが、独特な世界がある夜職は世間的にはまだあまりイメージが良くないというのが現状です。
夜職をやっている人は、大学生のアルバイト感覚のまま一般的な昼職に戻って行く人と本格的にナイトワークの世界に飛び込む人の二極化し、長く夜職にハマる人も多くいます。
失うものが多いといわれている夜職ですが、夜の世界だからこそ得られる経験やスキルなどもたくさんあります。
夜職を始めると失うもの
夜職を始めると失うものは、主に生活面や感情面にあります。
夜職に限って失うものばかりではありませんが、自分の将来にも関わることなのでしっかりと考えたいものです。
それぞれについて見ていきましょう。
生活リズム
夜職は夜間の時間帯に働く職業のため、健康的な生活リズムを失います。
朝から昼に寝て夕方頃から活動を始めると行きたいお店が閉まっていたり、友達との予定も合わなくなります。
さらに、夜職はお酒を飲むことが仕事となるため、二日酔いや疲労によって寝過ぎてしまうことも。
同年代と同じ金銭感覚
夜職に就くことで失うものには、同年代と同じ金銭感覚も挙げられます。
大学生などの場合、周りは時給1,000円程のアルバイトをしているのに対して、夜職は倍以上の時給をもらうのが一般的です。
同じ時間働いていても給料は倍以上違うため、使えるお金も当然違ってきます。
ランチで選ぶメニューや移動手段、洋服やバッグなど、少しのことから金銭感覚のズレが生じるため注意が必要です。
人を信じる機会
夜職は様々なお客さんに会って話すことが仕事です。
紳士的なお客さんがほとんどですが、中には自分に対して危険な行為をする人もいるかもしれません。
普段から人を信じ過ぎてしまう人は、悪い大人に騙されてしまうこともあるため注意が必要です。
また、夜職では、これまで仲良く付き合ってきた同僚がお客さんとのトラブルでいきなり無視してくるといったケースもあります。
色々な人と関わるからこそ人間関係の構築には慎重になり、夜職を長く続ければ続けるほど本心から信じられる人がいなくなってしまうかもしれません。
履歴書の職務経歴欄
夜職を始めることで失うものといえば、履歴書の職務経歴欄です。
職務経歴書に夜職の経歴を書く人はほとんどおらず、夜職しか就労経験のない女性の場合には履歴書が空白となってしまいます。
飲食業などとカモフラージュして書く人もいますが、詳しく尋ねられた場合にはボロが出てしまうこともあります。
友達
夜職で働くと一般企業や昼職で働く友達と生活リズムが合わない、金銭感覚がズレる、見ている世界が変わってくるなど、これまでの友達を失うことも多いです。
婚期
夜職に就くことで失うものは婚期です。
夜職では自分自身を商品として売り込む必要があり、お客さんがいることで仕事のやめ時が分からなくなってしまうことがあります。
さらに、夜職で高収入を得続けていた人が急に生活レベルを落とすのは難しく、これまで通りの生活を送りたいが故にお金持ちが良い、自分自身も容姿磨きを頑張っているのでイケメンが良いなど、結婚相手対する理想がどんどん高くなります。
結果として、自分に合ったレベルのパートナーがなかなか見つからず結婚そのものを諦めてしまう人もいます。
自分の本当の姿
お客さんに合わせてある程度自分のキャラクターを作っていく必要がある夜職の女性は、仕事に打ち込めば打ち込むほど本当の自分を見失ってしまうことがあります。
昔の友達に会った時に「そんな性格だったっけ?」と驚かれることもあり、本来の自分がどんな人間だったのか分からずに病んでしまうことも。
夜職を始めて得られるもの
夜職には失うものが多いとネガティブなイメージを持つ人もいますが、同時に得られるものもたくさんあります。
ハード面が中心となりますが、普通に生活をする中ではなかなかできない体験も多く、得られるものが大きければ大きいほどその感覚を忘れられず夜職で長年勤め上げるといったケースもあります。
それぞれについて見ていきましょう。
自由に使えるお金
夜職の魅力といえば、自由に使えるお金が圧倒的に増えること。
時給が高く頑張れば頑張るほどお給料に反映されるため、やりがいを持って働くことができます。
お金を手にすれば欲しいものも買えますし、整形で自身のコンプレックスを克服して自己肯定感を上げることも可能です。
コミュニケーション能力
夜職のメインは会話のため、長く勤め上げればその分コミュニケーション能力も磨かれます。
さらに、目上の人と会話する機会も多いため、マナーや所作なども身に付きます。
その場の空気を読んで気配りができることも社会においては重要なため、そうした能力を日々磨ける環境で働くことは大きな強みとなります。
また、夜職には元々人見知りだった人も多く、積極的にお客さんと会話しなければいけない環境に身を置くことで克服した女性もたくさんいますよ。
人脈
夜職では、経営者や有名人をはじめとした普段知り合えない人との人脈を築くことができます。
また、夜職での接客スキルなどを見込んで自身の会社にヘッドハンティングをしたというケースも多くあります。
人脈が多くなればその分入ってくる知識や情報も増えるため、自分の仕事や生活を助けてくれることがあるかもしれません。
高級なものに触れる機会
夜職で働くことで高級なものに触れる機会が増えます。
お客さんとの食事はもちろん、お店で飲むシャンパンやワインなど、一般的な昼職ではなかなか手の届かないものを無料で口にできるのは夜職ならではの魅力です。
初めのうちは違いが分からないかもしれませんが、だんだんと経験を積むうちに自身の味覚も磨かれていきますよ。
チヤホヤされる感覚
自己肯定感を上げる秘訣としては、チヤホヤされる機会をたくさん作ることが挙げられます。
夜職は基本的に美意識の高い人が多く、可愛いくて楽しい女性とのひと時を求めてお客さんも遊びに来ます。
ずっと自分のことをけなしてくるお客さんは稀で、自分のことを目当てに遊びに来てくれるお客さんができると一種のアイドルの様な体験もできます。
チヤホヤされて天狗になるのはNGですが、自己肯定感を上げてくれる人を手に入れられるのは夜職のメリットといえます。
夜職を始めても失うものを少なくするには?
夜職を始めても必ずしも失うものが多くなるというわけではありません。
自分の努力次第でこれまでと変わらずに幸福度を上げることも可能です。
夜職で失うものをしっかりと理解し、いかにそれを少なくするかといった考え方を身に付けましょう。
これまでの友人関係を大切にする
夜職を始めてもこれまでの友人関係は大切にし、程良い距離感を保つ努力をしましょう。
友達からの誘いを断り続けることはもちろん、寂しさのあまり連絡する頻度を増やしてしまうと距離ができてしまうため、夜職を始める前のペースで会うことがおすすめです。
さらに、夜職をやっていない友達に仕事の愚痴を言っても理解してもらえないことがあるため、別の話題で盛り上がることがベターです。
怒ってくれる人やメンターを見つけておく
夜職を始めると金銭感覚や人との付き合い方が麻痺してしまいますが、それをしっかりと注意してくれる人を見つけましょう。
夜職の先輩はもちろん、時にはお客さんがその役割を担ってくれることもありますが、そうした人達との関係は大切にしたいものです。
どこにお金を使うべきか考えておく
夜職で高収入を得ても、自分のお金の使い道をしっかりと決めておくことが大切です。
夜職では付き合いや自分への投資のために無限にお金が使えますが、果たしてそれは自分の将来のためになるのか?といった観点から物事を見る必要があります。
若いうちであれば多少派手にお金を使っても問題ありませんが、夜職を離れた時のことも考えてしっかりと自己投資をすることをおすすめします。
まとめ:夜職を始めても失うものが無いように注意しよう!
この記事では、夜職を始めることで失うものと得られるもの、夜職で失うものを減らすための考え方について解説しました。
夜職は失うものが多く、世間からは今でもマイナスイメージを持たれているのが現状です。
健康的な生活リズムをはじめ、金銭感覚や交友関係、自身の職歴や婚期まで、夜職を長く続ければ続けるほど失うものが多くなることも考えられます。
一方で、自由に使えるお金やコミュニケーション能力、非日常的な体験や自己肯定感を得られるのは夜職ならではのメリットともいえます。
一般的な昼職では味わえない体験に心を奪われて夜職を続ける女性も多く、ナイトワークを通じて自己実現ができることもたくさんあります。
結局は、自分自身が何を大切にしているかによって失うものや得られるものも変わってきます。
夜職を通じて失うものを減らしたいのであれば、これまでの交友関係を大切にしたり、自分のことを叱ってくれる人を見つけておきましょう。