普段は大学生活が忙しく、学業との両立が不安でも、「夏休みや冬休みだけバイトしてみようかな?」と考える方もいるのではないでしょうか。
キャバクラをはじめとする水商売は、高時給で髪色やネイルも自由なので、女子大生に人気のバイトです。
長期休み中は次の日の授業を気にせず夜更かしできて、朝もゆっくり寝られるので、キャバクラで遅くまで働いても問題ありません。
そのため、長期休みを利用してガッツリ稼ぎたいと意気込む女子大生は少なくないでしょう。
しかし、短期間だけキャバクラで働くのは、実際にはハードルが高い部分もあります。
この記事では、
・キャバクラの短期バイトが可能なのかどうか
・大学生と水商売のバイトの相性
について徹底的に解説します。
「キャバクラって短期間でちゃんと稼げるの?」、「短期間でも採用されるの?」、「学校が始まっても週1くらいで働けたらいいな」というような疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。
大学生でキャバクラなど水商売のバイトをしている割合

相談者さん
今や女子大生なんかでは、ほとんどの人がキャバクラでバイトした経験が1度や2度あるのは当たり前と聞いたのですが、これは本当なのですか?
キャバクラやガールズバー、クラブなどの水商売のバイトをしたことがある大学生は、約2〜3割と言われています。5人に1人程度と考えると、確かに割合としては多い印象を受けますよね。
実際には、地域によって大きく異なります。水商売をする大学生の多くは、地元を離れて一人暮らしをしています。
家賃や生活費、学費の足しにするためだけでなく、留学費用や旅行資金の貯金が目的で働いている大学生も少なくありません。
実家暮らしが多い地方と比べると、一人暮らしが多い都心部のほうが、水商売で働く大学生の割合は多いでしょう。
水商売は通常のバイトより高時給で、忙しい大学生にとってはぴったりのバイトですが、誰でも働けるわけではありません。
ルックスやトークスキルが重要視されるほか、営業努力やプレッシャーなどもあり、向き不向きがハッキリ分かれる業種なのです。
また、世間一般的には風当たりの強い仕事なので、働くのに抵抗がある方もいます。特別な理由がない限りは、自ら進んで夜の世界に足を踏み入れる機会は少ないでしょう。
大学生時代に水商売をすると就活に有利⁉︎

大学生が水商売をするメリットは金銭面だけでなく、就活にも有利な点があります。
通常のバイトでは得られない経験ができ、学べることも多いのです。詳しく解説していきます。
■さまざまな年齢・業種の人と話せる
水商売の中でも、キャバクラは特に客層が広いです。お客さんの年齢や業界・業種がさまざまで、普段出会わないような人と話すことができます。
自分が就職したい業界や、気になる業種の話を聞けるので、就活の参考になるのです。
やりたいことがイメージできていなくても、色んな人の話を聞いてるうちにやりたいことが見つかる可能性もありますよ。
■気配りやトークスキルが身に付く
水商売にはさまざまな業種がありますが、共通して大切なのは「お客さんを楽しませること」です。
幅広い話題に対応したり、時には冗談をうまく返したりと、トークスキルが磨かれます。接客面では細かい気配りも求められます。
- タバコに火をつける
- ベストタイミングでの灰皿交換
- グラスの水滴を拭く
- グラスが空になる前にお酒を作る
これらはお客さんや周りをよく見ているからこそできる「おもてなし」です。周りを見て行動できると、社会人となって仕事をする上でも役立つでしょう。
■メンタルが強くなる
キャバクラでは、売上を上げるために営業をしなければなりません。時には、お店のキャストと売上や客数を競うこともあるでしょう。
自分の目標やノルマと向き合い、努力する過程でメンタルが磨かれ、その努力がお給料へダイレクトに反映される喜びも体験できます。
通常のバイトではなかなか得られない、貴重な体験と言えるでしょう。
将来、貴重な人生経験になるかも?
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大学生活と水商売のバイトは両立できる?

相談者さん
大学生や専門学生でキャバクラや夜職のバイトをしている方、またその経験がある方はいますか?その方は生活時間の割り振りはどんな感じですか?定期テストの勉強はまともに出来ますか?睡眠時間は確保できますか?終
電を逃しても家まで帰れる方法はありますか?
お店によりますが、キャバクラのシフトは20時〜1時となることが多いです。
同伴があれば18時ごろからヘアメイクをし、アフターがあれば深夜2時以降まで拘束されてしまいます。学校とキャバクラが両方ある日は、かなりハードスケジュールとなるでしょう。
そのため、時間割とシフトをうまく調整して睡眠時間をしっかりと確保する必要があります。

キャバクラで働くのは、授業が午後からの日や休日の前日にするのがおすすめです。
「シフトが比較的自由なお店」や、「学生キャバ嬢が多く在籍しているお店」を選ぶとよいでしょう。でないと定期テストの勉強をする時間を確保するのが難しくなってしまいます。
また、終電が過ぎてしまっても、「送りがあるお店」を選べば問題ありません。お店によっては、終電前に上がらせてくれる場合もあります。
送りがあれば終電がなくなっても大丈夫!
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大学生が水商売のバイトをする上で注意したいこと

大学生が水商売のバイトをする上で気をつけたいポイントは、2つあります。
1.シフトを入れすぎないこと
水商売のバイトは、高時給のあまり「もっと稼ぎたい」と欲が出てしまいます。シフトを入れすぎると時間の余裕がなくなり、学業との両立が難しくなるでしょう。
学費を稼ぐためにキャバクラで働いているのに、働きすぎて授業に出れなくなってしまうのは本末転倒です。
睡眠不足以外にも、ストレスで体調を崩したり、精神的に不安定になってしまう恐れもあります。

年間103万円以上の収入があると、親の扶養から外されてしまいます。稼ぎすぎにも注意しましょう。
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2.目的意識をもつこと
夜の世界はさまざまな誘惑があり、自分をしっかり持っていないと周りに流されてしまいます。学費や貯金など、“何のために水商売をするのか”目的を明確にしておきましょう。
目的が定まっていないと、目先のお金や楽さを求めて学校を中退したり、ずるずる続ける原因となったりします。
終電で上がって学業メリハリをつける
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キャバクラのバイトは短期間だけでも雇ってもらえる?

相談者さん
キャバクラでのバイトについて質問です。
短期でキャバクラでバイトをしてみたいと思っています。
そこで質問なのですが、
短期では何日くらいから雇っていただけるのでしょうか?
学生の夏休みや冬休み前などは、「短期間採用OK」とうたった水商売の求人情報が増える傾向にあります。体験入店の制度があるお店なら、1日だけでも働けるでしょう。
しかし、実際は短期間の採用はお店側のメリットが少なく、理想の条件で働けないことがほとんどです。
シフトの条件が厳しかったり、売上ノルマが課せられたり、短期の契約では時給が低いなど、採用条件はお店によって異なります。
水商売の短期バイトについては、以下で詳しく解説します。
水商売の短期間勤務で採用してもらえるケースは少ない
残念ながら、キャバ嬢やホステスなどを短期限定で募集している水商売の数はそこまで多くありません。
なぜなら、水商売と短期バイトは以下のような点で相性が悪いためです。
- 指名制度があるから
- 教育コストがかかるから
- 短期間では売上が期待できないから
長期的にキャバ嬢やホステスを育てて売り上げを作っていくスタイルが基本の水商売と、間に合わせで人員を確保する短期バイトは非常に相性が悪い傾向にあります。
また、お店の売り上げに直結することが考えにくい短期バイトは、水商売としても手を広げて歓迎することは難しいのです。
以下で理由を詳しく説明していきます。
キャバクラなどの水商売には指名制度があるから
水商売には、ガールズバーやコンカフェなど基本的に指名制度がない業態もあれば、キャバクラなどのようにお客さんから指名をいただいて、長い時間をかけて関係性を築くことで売り上げを立てる業態もあります。
基本的に、お客さんにお気に入りのキャバ嬢・ホステス目当てでお店に通ってもらい、長期的に信頼関係を築いて売り上げを立てていきます。
そして最終的に、お店全体を気に入ってもらえるよう、お客さんを“常連さんへ育てる”のもキャバ嬢やホステスの重要な役割となっているのです。
しかしキャバクラでの短期バイトは、一定期間しかお店に在籍していないので長期的にお客さんと信頼関係を築くことが難しく、この指名制度をうまく活用することができません。
ですので、指名制度のメリットを全く活かせない短期キャバ嬢・ホステスは歓迎されにくいのです。

教育コストがかかるから
キャバクラやクラブなどの水商売は、他の仕事ではみられない仕事内容やお店特有のルールなどがてんこ盛りです。
そのため、ボーイや先輩キャストは、新しく入ってきたキャバ嬢に対して、
- お客さんの隣に座る際の振る舞い
- タバコの火の付け方
- お店独自のハンドサイン
などといったキャバクラのテーブルマナーや、店舗ルールなどを教える必要があります。
長くキャバ嬢・ホステスとして働きたい女性なら、教育した時間分と釣り合うくらいの売り上げなどのメリットが期待できますが、短期で水商売バイトに来た女性には教えるコストの方がかかり、コストを取り戻すほどの売り上げも期待できません。
厳しい言い方ですが、短期キャバ嬢・ホステスに対して“無駄な労力を割かれる”と考えているお店は少なくないため、水商売での短期バイトはあまり歓迎されない傾向にあります。
仕事に対するモチベーションが低く売上が期待できないから
コンビニやファミレスなどの昼のバイトに比べて時給が高い水商売では、そこまで頑張らなくても高収入を得られることが約束されています。
そのため下記のようなモチベーションの高さを短期バイトには期待できません。
- 指名数やボトルで売り上げを立ててNo1になる
- お客さんをたくさん呼んでお店の売上に貢献する
お店としては当然売り上げを立てられるキャバ嬢・ホステスを積極的に勤務させたいですし、インフルエンサーとしてお店を有名にしてほしいとも考えています。
そういった側面もあって、モチベーションが低くすぐに辞めてしまう短期の水商売バイトはあまりありがたくないのです。
冬休みや春休みは「短期勤務OK」な水商売の求人が増えることも

短期バイトがあまり歓迎されない水商売ですが、冬休み期間(特に年末年始)だけは猫の手を借りたいほど忙しいため、短期バイトとしてキャバ嬢やホステスを募集している場合があります。
■11月~12月はかき入れ時
下記のイベントがある2カ月間はかき入れ時です。
- ハロウィンの時期
- クリスマス
- 忘年会シーズン
コスプレイベントの補充要員や、忘年会帰りのお客さんを呼び込むためには1人でも多くのキャバ嬢・ホステスが必要です。

そのため大学生でいう冬休みの期間だけは、たとえ短期でも水商売で採用されやすくなっています。
冬休み明けの新年度は特に出費が多くなる時期ですので、それに備えて短期の水商売バイトでお小遣いを稼ぐという女性もいます。
■3月~4月も繁忙期
春休み期間の3〜4月も歓送迎会シーズンのため狙い目です。
繁忙期であるだけでなく、学生のキャスト学校の卒業とともに退店するタイミングでもあるため、キャストを補充したいと考えるお店が増えるためです。
お店側が人員が欲しいと思っている時期は、普段よりも採用基準がゆるく、時給が高くなることも少なくありません。
積極的に求人広告を出しているお店に問い合わせてみるのがおすすめです。
\短期バイトOKの求人もある/
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短い期間だけバイトをするならキャバクラ派遣もおすすめ

「学生だし長く水商売をやるつもりがない」
「短期バイトでサクッと必要な分だけ稼ぎたい!」
という女性は、応募から給料をもらうまで手間ない方法で行いたいですよね。
そうなると、求人サイトでキャバクラなどの求人を探して、応募したり面接うけたりするのは効率が悪いように感じますね。
夏休みや冬休みの短期間だけ水商売で働くなら『キャバクラ派遣』がおすすめです♪
キャバクラ派遣は文字通り“キャバ嬢を派遣するサービス”です。

キャバクラ派遣の詳細については下記の記事で詳しく解説しています。
興味がある人はぜひチェックしてくださいね!

キャバクラで面接をする必要もなく、面倒な人間関係やお客さんへの営業活動、シフト強制、ノルマといったしがらみから解放されるため、下記のような人に向いています。
- 気楽にキャバ嬢としてお給料を稼ぎたい人
- 学生や別で本業を持っている人
- 特定の期間だけお金を稼ぎたい人
“ただのお小遣い稼ぎ”として派遣に登録している女性も多いため、キャバクラ側も派遣のキャバ嬢にプロ意識や高い向上心は求めていません。
キャバクラ側も「急遽欠員が出たからとりあえずキャストを補填したい」というケースなどに利用されることが多いです。そのため、お互いにとってWIN-WINの関係と言えるでしょう。