キャバクラで働く際、お店によってルールや方針は異なりますが、どのお店でも守るべきマナーやルールがあります。
多くの女性がキャバクラで働く中で、実はクビになるリスクも存在します。「罰金制度があるから大丈夫」と思っていても、一線を越えるとクビになる可能性も。

今回は、キャバクラでクビになるケースや前兆、そして即日解雇の可能性について詳しく解説します。これからキャバクラで働きたい方や、現在働いているキャバ嬢も参考にしてみてくださいね。
キャバクラをクビになるのはヤバい?

キャバクラは他の職場と比べると、クビになりにくいと言われています。
しかし、だからといって絶対にクビにならないわけではありません。むしろ、罰金で解決できないような深刻な問題を起こした場合は、即座にクビになることもあります。
特に、お店の評判を落とすような行為や、常連客を失うような問題を起こした場合は要注意です。
また、クビになると次の店を見つけるのが難しくなる場合もあります。キャバクラ業界は意外と狭く、悪い噂はすぐに広がってしまうため、一度信用を失うとその回復は容易ではありません。
そのため、クビにならないよう日頃から注意することが大切です。
キャバクラをクビになるケース

キャバクラでクビになるケースにはいくつかのパターンがあります。
以下では、度重なる無断欠勤、お客さんとのトラブル、キャバ嬢同士のトラブル、風紀違反、指名が取れない、お店の評判を落とす、黒服の注意を聞かないという7つの主なケースについて詳しく解説します。
クビになる可能性があるケースを知ることで、自分自身がクビになるリスクを減らしましょう。
度重なる無断欠勤
キャバクラにおいて、無断欠勤はとても重大な問題です。特に予約が入っている日に無断で休むと、お客さんに迷惑がかかるだけでなく、お店の信頼も大きく損なわれます。

1回や2回の無断欠勤であれば、厳しい罰金で済むことが多いですが、何度も繰り返すとさすがにお店も我慢できなくなります。
特にお店が忙しい金曜日や土曜日、イベント日などに無断欠勤を繰り返すと、クビになる可能性が高まります。
また、理由なく連絡もなく休んだ後に復帰しようとしても、お店側からは信頼されにくくなります。体調不良などでどうしても出勤できない場合は、必ず事前に連絡を入れておくことが大切です。
お客さんとのトラブル
キャバクラの仕事はお客さんあっての仕事です。そのため、お客さんとのトラブルはクビになる大きな原因となります。
また、お客さんのプライバシーを守れなかったり、SNSなどで顧客情報を漏らしたりしたケースも、即刻解雇の対象となります。
お店によっては、お客さんとの交際がバレた場合もクビになる可能性があるので注意しましょう。
トラブルを避けるためには、どんなお客さんに対しても丁寧な接客を心がけ、プロ意識を持って対応することが重要です。
キャバ嬢とのトラブル
キャバクラでは他のキャバ嬢とのトラブルもクビになる原因となります。
特に、他のキャバ嬢の悪口を言ったり、陰口を叩いたりすることで店内の雰囲気が悪くなると、店長や黒服(ボーイ)から目をつけられることになります。
また、他のキャバ嬢の客を奪おうとしたり(爆弾行為)、更衣室での私物の盗難、化粧品の無断使用などのトラブルも深刻です。
こうした行為が発覚した場合、即座にクビになることもあります。さらに、先輩キャバ嬢との関係が悪化すると、様々な場面で不利になることもあります。
店内の人間関係を良好に保つためには、他のキャバ嬢を尊重し、適度な距離感を保ちながらも協力し合うことが大切です。

風紀違反
キャバクラには店のルールや風紀があり、これに違反するとクビになる可能性があります。
黒服(ボーイ)とのプライベートな関係は店内の秩序を乱す原因となるため、多くのお店では絶対的な禁止事項とされています。このような関係が発覚した場合、罰金を支払うだけではなどちらかが解雇されるケースも多いんです。
店内の人間関係がこじれると、仕事の雰囲気が悪くなるだけでなく、他のキャバ嬢やお客様にも影響が及ぶことがあります。特に黒服(ボーイ)は店内の運営を司る重要な存在の為、私的な関係は公私混同と見なされやすいです。
また、お酒の飲みすぎで泥酔したり、薬物使用や違法行為への関与もクビになる原因。さらに、ドレスコードを無視した服装やヘアスタイル、過度な露出なども問題視されることがあります。
風紀違反を避けるためには、入店時にお店のルールをしっかり確認し、特に黒服(ボーイ)との距離感には十分注意しましょう。プロ意識を持って、業務上の関係を超えないようにすることが大切です。

いつまでも指名が取れない
キャバクラでは指名を取ることが仕事の一つです。入店してから一定期間が経っても全く指名が取れない場合、お店から「売上に貢献していない」と判断されクビになる可能性があります。
特に新人期間が終わった後も指名が増えない、あるいは全く指名がないという状況が続くと、お店側からすれば「客受けしない」と判断されてしまいます。
指名を増やすためには、常連客とのコミュニケーションを大切にし、自分の魅力を活かした接客を心がけましょう。
また、先輩キャバ嬢の接客方法を参考にしたり、店長や黒服(ボーイ)からアドバイスをもらったりすることも大切です。
お店の評判を落とした
キャバクラの評判は口コミやSNSで広がりやすく、一度悪評が立つと回復するのは難しいものです。そのため、お店の評判を落とすような行為はクビになる大きな原因となります。
また、他店に遊びに行った際に暴れたり、過度な飲酒でトラブルを起こしたりすることも問題です。
こうした行為はSNSや業界内のネットワークですぐに広まり、「あのお店の子は品がない」などの悪評につながります。特に高級店ほど、キャスト一人ひとりの言動に厳しい目を向けています。
他にも、お店の内部情報をSNSで暴露したり、不適切な写真を投稿したりすることは厳禁です。お店の悪口を言いふらしたり、他のキャバクラと比較して批判したりすることも評判を落とす行為となります。
インターネット上の口コミサイトやSNSの影響力は非常に強く、一人のキャバ嬢の行動がお店全体の評判に直結することもあります。そのため、プライベートでのSNS利用や外出先での振る舞いにも細心の注意が必要です。
お店の評判を守るためには、常に「お店の一員」という意識を持ち、責任ある行動を心がけましょう。プライベートでも品位を保ち、お店の名前を汚さないよう気をつけることが大切です。

黒服(ボーイ)の注意を聞かない
キャバクラでは黒服(ボーイ)がキャバ嬢の勤怠や売上管理などをしている事がほとんど。
一番キャバ嬢の性格や、お客様の傾向を見抜けるプロでもあるので信頼できる存在です。そのため、黒服(ボーイ)の指示や注意を無視し続けると、最終的にはクビになる可能性が高いです。
黒服(ボーイ)からの「お客さんへの対応が悪い」「ドレスコードを守っていない」などの注意を繰り返し受けても改善しない場合、店長やオーナーに報告され、解雇につながることがあります。
黒服(ボーイ)との良好な関係を保つためには、注意や指示に素直に従い、わからないことがあれば質問する姿勢が大切です。また、お礼や感謝の気持ちを伝えることも良い関係づくりに役立ちますよ。


キャバクラをクビになる前兆はある?

キャバクラでクビになる前には、いくつかの前兆が現れることがあります。シフトを削られる、黒服からの注意喚起、指名客の減少、部屋の配置が悪くなるといった変化に気づいたら要注意です。
早めに対策を講じることで、クビを回避できる可能性があります。
シフトを削られる
キャバクラでクビになる前兆として最も分かりやすいのが、シフトが徐々に削られていくことです。

以前は週に5日入れていたのに、突然3日しか入れなくなったり、希望していた金土のシフトが全く入らなくなったりする場合は注意が必要です。
特に、「今週はお客さんが少ないから」「イベントがあるから」などの理由で何週間も連続してシフトが減らされると、お店側がキャバ嬢の必要性を感じていない可能性があります。
また、出勤日に「今日は帰っていいよ」と言われることが増えた場合も、クビの前兆かもしれません。これは「お店にとって必要ない」というメッセージです。
シフトが削られ始めたら、まず自分の接客や態度を見直し、改善点がないか考えましょう。また、直接店長や黒服(ボーイ)に相談し、理由を尋ねることも大切です。
黒服(ボーイ)から注意喚起を受ける
キャバクラでは、黒服(ボーイ)からの注意喚起が増えることもクビの前兆です。
同じことで何度も注意されるようになった場合、それはただの注意ではなく「改善しないならクビになるよ」という警告かもしれません。
また、黒服(ボーイ)の態度が明らかに冷たくなったり、必要最低限の会話しかしなくなったりした場合も注意が必要です。
黒服(ボーイ)は店内の様子を最もよく把握している存在なので、態度変化は店側の評価を反映していることが多いです。
黒服(ボーイ)から頻繁に注意を受けるようになったら、まずは素直に受け止め、具体的にどう改善すればよいかを相談してみましょう。改善する意思を示すことで、評価が変わることもあります。
指名客が他の子に流れる
キャバクラでクビになる前兆として見逃せないのが、常連客や指名客が他のキャバ嬢に流れていく現象です。
以前はあなたを指名していたお客さんが、突然他のキャバ嬢を指名するようになった場合、あなたの接客に何らかの問題があるのかもしれません。
指名客の減少は売上の減少に直結するため、店にとっては大きな問題です。指名が減り始めたら、自分の接客スタイルを見直したり、常連客との関係を再構築したりする努力が必要です。
また、新規のお客さんから指名をもらえるよう、フロアでの立ち振る舞いや会話の質を向上させることも大切です。
良いお客さんに付けなくなる
意外と見落とされがちですが、良いお客さんに付けなくなることもクビの前兆の一つです。
以前は大きな売上が見込めるフリーの優良客や常連客を担当させてもらえていたのに、突然そうしたお客さんから外されるようになった場合は要注意です。
これは「あなたの接客に自信が持てない」「もう長く居てほしくない」というメッセージかもしれません。
良いお客さんに付けなくなったと感じたら、まずは自分の接客スタイルを見直し、改善点を探しましょう。
また、黒服(ボーイ)や店長に率直に相談し、どうすれば以前のように信頼を回復できるか尋ねることも大切です。改善の意思を示すことで、再びチャンスをもらえることもあります。
キャバクラでは悪質な場合即日解雇もありえる!

キャバクラのお仕事では、通常は段階的な注意や警告があった後でクビになることが多いですが、特に悪質な行為や重大な問題を起こした場合は即日解雇もありえます。
キャバクラで即日解雇になるケースの例は以下の通りです。
- お客様の金品を盗んだ場合
- 薬物に関わった場合
- 店のルールに反する行為が発覚した場合
- 他のキャバ嬢や黒服(ボーイ)、お客様への暴力行為や暴言
即日解雇を避けるためには、お店のルールを守り、プロ意識を持って働くことが何よりも大切です。万が一トラブルが起きた場合も、誠実に対応し、責任を持って行動しましょう。
キャバクラの即日解雇の違法性は?
キャバクラでの即日解雇が違法かどうかという点については、一概には言えません。
日本の労働法では、解雇予告(30日前の通知または30日分の賃金)が必要とされていますが、キャバクラの場合は雇用形態によって状況が異なります。
特に「業務委託契約」の場合は、契約内容によっては即日解雇も可能とされることがあります。
また、「客の金品を盗んだ」「店の名誉を著しく傷つけた」などの悪質な行為があった場合は、労働基準法第20条の「労働者の責に帰すべき事由」に当たるとして、予告なしの解雇が認められる可能性が高いです。
しかし、明確な理由なく突然クビにされた場合や、不当な理由(例えば、店長の気分や個人的な好みだけ)でクビにされた場合は、労働基準監督署に相談することも可能です。

ただし、水商売の場合は証拠を集めるのが難しく、実際に争うケースは少ないのが現状です。
まとめ:キャバクラでクビになる事はある!即日解雇は違法にならない事も多いので注意

キャバクラの仕事は罰金制度があるため比較的クビになりにくいと言われますが、実際には様々な理由でクビになることがあります。
無断欠勤やお客さんとのトラブル、風紀違反などの重大な問題を起こした場合は、即座に解雇される可能性もあります。
即日解雇については、キャバクラの雇用形態や解雇理由によっては違法にならないケースも多いので注意が必要です。特に悪質な行為があった場合は、予告なしの解雇も認められる可能性が高いです。
キャバクラで長く安定して働くためには、お店のルールを守り、プロ意識を持って接客することが何よりも重要です。しかし、いくら気を付けていてもお店のルールや教育がしっかりしていないと、思わぬうちにルール違反をしてしまう事も。
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