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永久指名とは?高級クラブで働くホステスが知っておきたい係制度

高級クラブの永久指名とは?

「高級クラブの永久指名は、キャバクラの指名と何が違うの?」
「新人は係のホステスになれないの?」
「永久指名してもらう方法は?」

どうして高級クラブには永久指名制度と呼ばれるシステムがあるのでしょうか。

・ホステスが係とヘルプに分かれている理由
・係とヘルプの働き方の違い
・最終的に永久指名をもらうための方法

など、これから初めて高級クラブで働く女性のために詳しくお伝えします!

高級クラブの制度「永久指名」とは?

クエスチョンマーク

キャバクラやラウンジの指名制度は、お客さんがその都度気に入った子を指名して、女の子に指名料が入るシステムです。

一方、高級クラブのお客さんには永久的に担当の女の子が付くことになっていて、基本的に変更されることはありません。この制度を「永久指名」または「係」や「口座」と呼びます。

永久指名になる機会は限られているため、手堅く稼げる反面、短期間で手っ取り早く稼ぐのは難しいシステムといえます。ちなみに、永久指名はホストクラブでも導入されている制度です。

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“永久指名”と通常の“指名”の違い

疑問を感じている女性

永久指名の売上の考え方は、キャバクラやラウンジの通常指名とはまったく異なります。高級クラブの売上は、直接的であれ間接的であれ、すべてお客さんを担当する係のホステスのものです。

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たとえ係以外のホステスが接客しても、他のホステスが同伴しても、このルールは変わりません。もし係が休みの日にお客さんが来店しても、売上は係が受け取ります。

つまり、通常の指名はマンツーマンで接客してこそインセンティブが発生しますが、接客の有無に関わらずインセンティブが発生するのが永久指名の特徴です。

ただ、いったん永久指名になればお客さんのフォローをしなくてもいいというわけではありません。お客さんが快適に過ごせたかどうかの最終的な責任は係のホステスにあるからです。

自分の代わりにどのホステスに接客してもらうか、いつ誰に同伴してもらうか、お客さんはどんな様子だったのか、他のホステスと店のスタッフと連携を取り、常に状況を把握することが必要とされます。

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なぜ高級クラブには永久指名制度があるの?

ピンクの服を着た女性

一見、デメリットしかなさそうな「永久指名制度」ですが高級クラブがこの制度を導入することには理由があります。

お店側にとっても、ホステスにとっても、お客さんにとってもメリットがあることをここで理解しておきましょう。

■ 売掛金を管理し確実に回収するため

高級クラブに永久指名制度がある大きな理由は、売掛金を管理して確実に回収できるからです。

お客さんがツケで飲み食いした売上を売掛金といいますが、万が一、お客さんがツケを支払わなかった場合、未払い分は係を担当しているホステスのお給料から天引きされます。

お客さん一人につき担当する係をつけるような制度にすると、ホステス側も責任感をもってお客さんを管理してくれるため、売掛金の回収がしやすいといえます。

■ホステス同士が揉めないようにするため

指名するホステスをお客さんが自由に選んだり、変えたりすることができない『永久指名制度』にすれば、ホステス同士がお客さんを盗った・盗られたという争いと無縁でいられます。

ホステス同士が揉めてギスギスした雰囲気になることを回避できるため、心を穏やかに保つためにもこういった制度はプラスに働きます。

■年齢を重ねたホステスを守るため

一般的に水商売は年齢を重ねた女性より若い女の子が有利とされています。

しかし、永久指名制度を導入している高級クラブでは、”係”になることで年齢を重ねたホステスの立場と売上が守られているため、安心して長く働き続けられます。

「もう若くないし、売り上げが立たなくなってきた・・・」という水商売によくある悩みが、ホステスには少ないといえます。

■お客さんを囲い込むため

永久指名制度はキャバクラの指名とは違い、“お客さんのすべてを担当する”ということですから、お客さんとの心の距離が近いといえます。

ベテランホステスは自分が係をしているお客さんの好きなタイプを知り尽くしています。なので、確実に気に入られそうな若いヘルプホステスを見つくろって席に呼びます。

お客さんからすると、いつでも好きなタイプの若い子と会話を楽しめるので居心地の良さを感じるでしょう。その結果、お客さんの来店頻度は必然的に高くなりお店側も助かるというわけです。

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ホステスの「永久指名」は絶対?指名替えできない?

相談者さん

高級クラブでは、永久指名という指名方法を採用されているようですが、これは絶対なのでしょうか?
以前、女帝というドラマで大物客がホステス二人を計りにかけて、どちらを自分の係りにするかは三回通ってから決める・・・みたいなことをしているのを見た覚えがあります。
何回か通ってから係りを決めるというのはよくあることなんでしょうか?

引用元 : Yahoo!知恵袋

永久指名という指名方法は、高級クラブでは基本的に「絶対」のシステムです。

この相談者さんが見たドラマは、おそらくお客さんに係がいない状態で、これから係を決めるという設定だったのでしょう。

お客さんに係がいない状態とは、もともと係だったホステスが辞めて、次を引き継ぐ係が決まっていない状態、あるいは男性スタッフや幹部の知人が新規で来店した場合です。

本来は辞めるホステスが引継ぎを指名するか、ママが決めるのですが、ドラマのように何度か通って比較したがるお客さんも存在します。ただし、実際にそれが許されるかどうかは店により異なり、やんわり断るママも多いでしょう。

一度決まった永久指名は、お客さんがお店に通い続け、係が辞めないうちは変わることがありません。

運営事務局
運営事務局

例外として、お店側が指名替えするのは、係がトラブルメーカーだったり、あまりにも接客態度が悪いというレアケースだけです。

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指名替えができない代わりに「リクエスト」ができる

オッケーマークを作っている女性の手

指名替えができない永久指名とはいえ、毎回同じ係の接客ではお客さんが飽きてしまいます。新鮮味が無くなると、次第に店から足が遠のいてしまうでしょう。

そこで、高級クラブには「リクエスト」というシステムが用意されています。

リクエストとは、お客さんが飽きないように係以外のホステスを席に呼べる仕組みです。何人呼んでも自由で、特に別料金はかかりません。なお、指名替えではないので売上はすべて係のものとなります。

リクエストはお客さんの好みや意向を汲んだ上で、係のホステスが采配します。

リクエストで席に呼ばれやすいホステスになると、自分のお客さんが来なくても出勤日数が増え、同伴してもらう可能性も高まります。リクエストされやすい女の子の条件は以下の通りです。

体験入店中や新人の女の子居心地はいいけれど少しマンネリ気味になっているお客さんにとって、初めて会う女の子は新鮮で刺激的です。
記念日や誕生日のホステス「じゃあ席に呼んで、シャンパンを開けてお祝いしよう!」という流れになりやすいので、お店側も非常に助かります。
たくさん飲めるホステス売上を上げたい係にとって、ボトルを開ける手伝いをしてくれるホステスは大歓迎です。

逆に、リクエストされにくいホステスも存在するので注意してください。

お客さんとの相性は仕方ありませんが、一般的に品の無い言動、雑な身なり(古臭いドレスや乱れたヘアセットなど)は敬遠されます。

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永久指名(係)はどんな流れで決めるの?

相談者さん

疑問なのですが、初めて店に来たお客さんは一体どういう流れで自分の係りになるホステスを選ぶのでしょう?

まさか風俗のように写真集があって「この子にするよ」ってなるわけでもないだろうし・・・

来店→とりあえず二、三名のホステスが付く→何人か入れ替わる→その中から最終的に係りを決める

こういう流れですか?

引用元 : Yahoo!知恵袋

高級クラブは会員制なので、100%フリーのお客さんが入店することは無いですし、ホステスのキャッチやボーイの呼び込みなどもありません。

つまり、相談者さんの質問の「初めてお店に来たお客さん」は、必ず誰かが紹介者として関わってます。

お客さんの永久指名が決まる流れは、どのような経緯で来店したのかによります。

来店した経緯永久指名になる相手
1他の店から移籍した女の子に会うためにお客さんが来店場合したお客さんが目当てにしていたその子が永久指名となる
2友人の紹介、または上司の連れとして来店した場合紹介してくれた人の係が自動的に自分の永久指名となる
3紹介者の係がすでに辞めている場合いったん「店のお客さん」という立場になり、最初についたホステスが永久指名となる
4男性スタッフの紹介で来店した場合いったん「店のお客さん」という立場になり、最初についたホステスが永久指名となる

もし、複数のホステスを比較して最終的な係を決めるとしたら、3と4のケースが考えられますね。

高級クラブのホステスって

なんだか楽しそう♪

永久指名制の高級クラブでお客さんを獲得する方法

相談者さん

高級クラブの永久指名について。
先日、銀座の高級クラブの面接を通過し、体入することになりました。
私はガールズバーでしか経験がなくて引っ張ってこれるお客様もいません。

会員制クラブにはキャバクラのような指名制度はなく、永久指名(係)というものがあることを今さっき調べていて知りました。

ということは、持ち客がいない私は係のお客様を作ることはできないということですよね?

ある程度お店で働いてヘルプにたくさん着いて、別のお店②に移動するときにヘルプでLINEを交換してあった前のお店①のお客様を自分の係として次の店②に連れて行く。

などすれば次に働くお店②では係のお客様ができますが、少なくともこれから働き始めるお店①では係のお客様はできないということで合っていますか?

また、係の女の子がずっと席にいるのに、ヘルプの子とLINEを交換したり同伴したりすることはいいのでしょうか?

引用元 : Yahoo!知恵袋

相談者さんが予想する通り、永久指名制度があるクラブで係になるハードルは高いです。

高級クラブで遊べる富裕層のお客さんがいない、または業界自体が未経験でスタートするなら、最初から係になることはあきらめて、ヘルプ要員に徹する必要があります。

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間違っても係のお客さんを「盗る」ような言動は慎みましょう。

LINEの交換はそれとなく担当のホステスやママに「交換しようと言われたんですけど、どうしましょう?」とお伺いを立てるのが賢明です。

同伴やアフターは必ず係の了承を得てください。こっそりするのはNGですが、係に頼まれた同伴やアフターは気持ちよく引き受けましょう。ヘルプとして在籍している間は、お客さんと係の関係性を壊すようなことはマイナスにしかなりません。

引退や移籍でお店を辞めるホステスは、自分のお客さんの引継ぎとして、信用できて可愛がっていたヘルプを指名します。

ママが引継ぎを決めるお店であれば、辞めたホステスのお客さんは一度「店客」となり、普段からがんばっているホステスを永久指名に任命します。

他のホステス・係のホステス・ママ・黒服、店全体の信頼を得ることが、永久指名をもらう確実な方法なのです。

なお、ヘルプとしてお客さんを増やし、次の店へ呼んで永久指名をもらう方が効率がいいと感じるかもしれませんが、お客さんが通ってくれる保証はどこにもありません。「移籍=必ず係になって稼げる」ではないのにで注意です!

まずは高級クラブで体験入店してみよう♪

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