「夜職の経歴があると内定取り消しになるって本当なの?」
「就活で水商売の経験がばれることってあるの?その場合どういった影響があるの?」
現在水商売に携わる女性の中には、夜職の経歴が就活でマイナスに働かないかと不安に思う人も多くいます。
職種によっては夜職で働いていたことをマイナスに捉える会社もあり、実際に内定取り消しになった実例もあります。
また、夜職を通じて様々なスキルを身につけることもできますが、就活の際に水商売の経験がばれることで悪いイメージを持たれてしまうこともあります。
せっかく勝ち取った内定を取り消しにならないためにも、就活の際にはしっかりと対策を講じることが大切です。
この記事では、夜職の経歴が就活に及ぼす影響、夜職が原因で内定取り消しになった実例、内定取り消しを避けるための対策について解説します。
これから就活に臨むナイトワーカーは、ぜひ参考にしてくださいね。
夜職の経歴は就活にマイナスになる?
キャバクラやガールズバーなどをはじめとした夜職は18歳以上であれば勤務できるお店が多く、学生のうちだけ水商売にチャレンジしてみようと考える女性は多くいます。
一方で、学生の間だけと決めて水商売でアルバイトをしていても、就活の時期が訪れるにつれ就活先の企業にばれるのではないかと不安を抱く人も現れます。
夜職の経歴は、マイナスになる面とプラスになる面があり、必ずしも就活で不利になるとは限りません。
自分自身が将来どの様な道を歩みたいのかが見えてきた段階で夜職から卒業する準備を始めても遅くありません。
夜職の経歴が就活にマイナスに働くとき
夜職の経歴が就活にマイナスに働くかどうかは、どの様な企業を受けるかによっても変わります。
ここでは、就活にマイナスの影響を及ぼす可能性がある3つのケースを解説します。
受ける企業が堅い職業の場合
銀行、法律・税務関係、役所などの堅い職業は、夜職に対してマイナスなイメージを持っている可能性が高いです。
また、夜職で働く学生の中には、就活先の企業からのイメージダウンを避けるためにキャバクラやガールズバーなどに在籍した経歴を隠そうとする人もいます。
しかし、夜職で一定の金額を稼いだ場合には確定申告や納税をする必要があるほか、税務関係の手続きなどから就活先の企業に収入の報告を求められることがあります。
この際何の仕事をして稼いだお金か尋ねられることもあり、ばれてしまった段階で企業からの信頼は落ちてしまうため注意が必要です。
ネット上での活動がある場合
お店の看板に人気キャストとして打ち出された場合や、SNS集客をした経験のある女性も就活の際にマイナスの影響を与えることがあります。
お店の看板を変えるためにはその分経費が必要となるため、在籍していないキャストが打ち出された看板を掲載する店舗も実際にあります。
さらに、ネットでの炎上経験がある場合には、就活先の企業にもばれる可能性があるほか、リスクやコンプライアンスなどの観点から内定取り消しとなる場合もあるため要注意。
源氏名で活動しているから大丈夫ということはなく、就活を控えているのであればできる限りメディア路集などは控えた方が無難です。
企業周辺で勤務していた場合
就活先の企業周辺で夜職をしていた場合、自分の知らないうちにその会社の人がお店に遊びに来ていたということも考えられます。
人事部の社員や役員ではないから大丈夫という訳ではなく、どこで噂が広がるか分からないため注意が必要です。
また、就活先の企業に複数拠点がある場合には、自分の在籍店舗周辺に支店や支社がないかも合わせて確認しておきましょう。
夜職の経歴がプラスに働くとき
マイナスなイメージを持たれがちな夜職の経歴ですが、接客を通じて培った経験がプラスに働くこともたくさんあります。
もちろん、単に夜職で働いていたことだけを伝えれば良いという訳ではありませんが、そこで培ったスキルをアピールすることで就活でもプラスの評価をもらえることがあります。
以下の3つのケースについて見ていきましょう。
コミュニケーション能力を重視する会社などの場合
夜職で得られるスキルとしては、コミュニケーション能力が挙げられます。
夜職を始める前は人見知りだったものの、日々多くのお客さんとの接客をこなすうちに誰とでも話せる様になったという女性は少なくありません。
こうしたスキルは、会話から成果を出す営業職やホスピタリティ精神が求められるサービス業などで大いに役立てることが可能です。
一方で、就活の面接に臨む上では、夜職時代に培ったコミュニケーション能力を上手くアピールできなければ単にナイトワークの経験がある学生というイメージだけで終わってしまいます。
実力主義で若い会社のとき
創業されたばかりで勢いのある会社や、実力主義の企業の場合には、夜職に対して悪いイメージを抱かないことも多いです。
夜職も実力主義の世界であるため、厳しい競争を戦い抜いたガッツを評価してくれることもあります。
以下をしっかり分析して、面接時にアピールするのがオススメです。
- 自分自身が夜職でどの位努力して結果としてどれだけの成果を出したのか
- 売上を伸ばすために何を意識していたか
夜職に関係のある会社の場合
夜職に関係のある会社の場合は全く問題なく、むしろ歓迎されることも珍しくありません。
キャバ嬢の名刺を作っている会社やデザイン会社、撮影スタジオ、ナイトワークに関するサイトなどを運営している企業であれば、夜職の気持ちを理解する必要があるためこれまでに培った経験を存分に役立てることが可能です。
もしキャバクラやガールズバーの仕事を辞めても何らかの形で夜職に携わり続けたいといった場合は、夜職に関連する会社を就活先の候補に入れることもおすすめです。
夜職が原因で内定取り消しになる事はある?
夜職が原因で内定取り消しになることはあります。
たとえば、某女性アナウンサーの方は、クラブホステスでのバイト経験がばれて内定取り消しになりました。
「水商売に携わっていた女性はアナウンサーに求められる清廉性に相応しくない」といったもので、業種によっては実際に内定取り消しとなる場合もあります。
しかし、就活の際に水商売をやっていたことがばれることは極めて稀であり、過去のバイト経験などは問わないといった会社も多くあります。
夜職が原因で内定取り消しにならない為には?
夜職が原因で内定取り消しになった実例はありますが、それは極めて稀なことです。
しかし、あなたが必ずしも就活で内定取り消しに遭わないという訳ではないため、できる限りの対策を取ることは大切です。
ここでは、夜職に携わる人が就活時にできる行動を5選解説します。
夜職の経歴を自らアピールする必要はない
就活では、夜職の経歴をあえて自らアピールする必要はありません。
もしアピールしたいのであれば、先述した夜職関連の会社でナイトワークに魅力を感じたと伝える場合に限るべきで、それ以外の場面では避けた方が無難です。
もし、学生時代のアルバイト経験を聞かれた場合には、飲食店で働いていたと答える人が大半です。
具体的に何をしていたかと聞かれることはほとんどなく、その仕事を通じて得た経験やスキルなどを尋ねられることが多いため、しっかりと回答できる様に準備しておきましょう。
内定後の勤務はしないようにする
就活先に内定をもらった後は、もちろん夜職での勤務は避けましょう。
就活を始めた段階で夜職で働くのは辞めておいた方が無難で、大学1〜2年生のうちに自身の目標金額を稼いでおくことがおすすめです。
夜職をしながら就活をするとイメージが悪くなるというだけではなく、昼夜逆転生活でお酒を飲む仕事なので面接や大学の出席などに影響が出る可能性もあります。
あくまでも本業が学生であることを念頭に就活に臨んでくださいね。
勤務していた店舗のSNSなどの情報も全て削除する
就活の際には、勤めていたお店の看板やHPだけではなくSNS上の情報も全て削除してもらいましょう。
最近では、ナイトワーカーがYouTubeなどの動画に出演する機会も増えていますが、動画編集してあるものを削除してもらうことに抵抗を感じてしまう人もいます。
もし将来的に就きたい仕事がある場合には、初めから顔出しNGでの出演に留めておくことが無難です。
本名、学校名は他言禁止
夜職で働くのであれば、本名や学校名は他言禁止です。
万が一就活先の企業から「この写真はあなたですよね?」と尋ねられた場合であっても、自身の情報がなければ本人と断定することはできません。
夜職では源氏名で働く人が多くいますが、本名はもちろん学校名もしっかりと伏せることで就活時に水商売で働いていたことがばれるリスクを抑えられます。
内定後はしっかりケジメをつけお客さんとの連絡もしない
無事に就活先から内定をもらえた場合には、しっかりとケジメをつけてお客さんとの連絡も取らない様にしましょう。
ほとんどのお客さんは紳士的であなたの門出を祝ってくれますが、稀に夜職を辞めた後もしつこく連絡をしてくる人もいます。
去り際が良くないと今後の社会人生活などに影響を及ぼすこともあるため、最後の挨拶はきちんとしましょう。
また、内定先の社員やお客さんとバッタリ鉢合わせることも考えられるため、夜職を卒業した後は営業時間前後にお店近くを通らない様に気を付けましょう。
もし学生時代に夜職を始めるのであれば自分の生活圏から少し離れたエリアを選ぶことがおすすめで、送り制度の有無なども確認しながらお店選びをしましょう。
まとめ:夜職の内定が取り消しになるかは自分次第!将来の為にしっかり行動しよう!
この記事では、夜職の経歴が就活に及ぼす影響、夜職が原因で内定取り消しになった実例、内定取り消しを避けるための対策について解説しました。
キャバクラやガールズバーなどの夜職に就くことで様々な能力を磨くことができ、就活の際に上手くアピールできれば内定に繋がることもあります。
しかし、自分の夢や目標とする職種によっては、夜職での経歴がマイナスに働いてしまいます。
遊ぶお金が欲しいといった理由から学生時代に夜職にハマるのではなく、就活のことも踏まえた行動を取ることが大切です。
実際に夜職が原因で内定取り消しになる事例はごく稀ですが、万が一のことも考えられるためしっかりとリスク管理をしましょう。
面接中に自分から夜職の経歴を話さない、お客さんや同僚に対して自身のプライベートを語り過ぎないといったことはもちろん、内定後にはキッパリとナイトワークを卒業しましょう。