「ガールズバーの同伴て、ぶっちゃけ意味あるの?」
「同伴する時、何を着ていけばいいの?」
「同伴に誘われたけど、上手な断り方ないの?」
ガールズバーで働き始めたばかり、これからナイトワークを始めようと思っている、ナイトワークは経験しているけれどガールズバーは未経験というアナタ。経験が浅かったり未経験だったりだと、詳しい情報がほしいですよね。
キャバクラの同伴はシステムがしっかりできあがっていますが、ガールズバーの同伴については情報すらあまりないのが現状です。
あったとしても、お客さん目線の情報がほとんど。Yahoo!知恵袋などで質問しても、納得する答えが返ってこなかったりします。
そこでこの記事ではガールズバーの視点で、
・同伴に行く意味
・同伴に行く時に知っておくべき注意点
・同伴する時の服装
・同伴の上手な断り方
まで、女の子が知りたかったことを詳しく解説します。
ガールズバー勤務経験者や長く働いている女の子も、これを機会におさらいしてみませんか?
ガールズバーで働く人が同伴へ行く意味はある?

相談者さん
ガールズバーで働いて1ヶ月です。、
ガールズバーの同伴って女の子にとってのメリットってなんですか?ご飯奢ってもらえるくらいですか?
同伴中って時給とか発生しませんよね?
これからもそのお客さんにリピートしてもらうためにご飯に行くってだけですか?
ガールズバーで働いていると、同伴する意味があるのかどうか、当然知りたくなりますよね。
結論から言えば、あまりメリットはありません。
基本的に、ガールズバーには同伴制度自体がなく、時給+ドリンクバックが給料のベースになります。キャバクラでは同伴バック+指名バックがありますが、ガールズバーでは基本的に同伴も指名もバックはありません。
それに、ご飯は奢ってもらえますが、お客さんによっては女の子を強引にホテルに誘うなど、同伴以上の関係を求めてくる可能性もあるので、そういうリスクも考えなければなりません。
なかには、同伴や指名の制度があるお店もありますが、少数です。
例えば、働く女の子は学生も多く、同伴しても時給は出ず、バックがあっても少額のみ。本来勉強などにあてる貴重な時間を、アルバイトとして割くわりには旨味が少ないので不評です。
時間対効果が悪くお金を稼ぐという点ではメリットがあるとは言えません。

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ガールズバーでは同伴が違法とみなされることもある

実は、ガールズバーで同伴しても時給やバックが出ないどころか、違法になってしまう可能性があります。
そもそも、ガールズバーの接客はカウンター越しで、お客さんへの「接待」を行わないことを前提にしています。夜のお仕事では、接客がこの「接待」とみなされるかどうかがポイントです。接客と接待は違うものになります。

ここから法律の話になるので敬遠したくなるかと思いますが、ちょっと待ってください。
ガールズバーで働く以上、最低限のことを知っておいて損はないはずです。自分の身を守るためにもちょっとだけお付き合いくださいね。
風営法と呼ばれる法律で、「接待」は「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」とされています。要するに、楽しい雰囲気でお客さんをもてなすことです。
そして、この「接待」をするには風俗営業許可、深夜時間帯の営業をするには深夜営業の届け出が必要です。それならば、風俗営業許可と深夜営業の届け出、両方の手続きをすればいいと思うかもしれませんが、それが禁止されています。
かといって、風俗営業許可では深夜時間帯の営業が不可、深夜営業の届け出では「接待」が不可です。
分かりやすく表にすると次のようになります。
接待 | 深夜時間帯の営業 | |
---|---|---|
風俗営業許可 | ◯ | × |
深夜営業の届け出 | × | ◯ |
キャバクラでは、風俗営業許可の手続きをしているため、「接待」が可能で同伴も違法にはなりません。ですが、多くのガールズバーでは「接待」が認められる風俗営業許可ではなく、深夜営業の届け出の方を選んで手続きをし、深夜時間帯の営業をしています。
基本的に、カウンター越しの接客なら問題ないと思われますが、たとえカウンター越しでさえ、特定のお客さんと長時間の会話をすると「接待」とみなされてしまう可能性があります。
なおさら、同伴の場合、会話どころか特定のお客さんと長時間一緒に過ごすため、禁止されている「接待」とみなされて風営法の法律違反となり、処罰の対象となってしまう可能性があるので注意が必要です。
ちなみに、違法とみなされると「2年以下の懲役(=刑務所に入ること)もしくは200万円以下の罰金」または両方が科されます。
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同伴を禁止しているガールズバーもある

同伴が違法となる可能性が高いため、禁止しているお店も多数です。
もちろん、しっかり手続きをして胸を張って同伴できるようにしているお店もありますが、キャバクラと比べて客単価が低いのにバックを払うというのは、経営的にあまりメリットがありません。
そのため、そもそも同伴制度を設けていないガールズバーが多数を占めます。その場合、同伴するのは自由ですが、バックも出ないというスタンスです。
キャバクラのように制度として同伴が整っているわけでもなく、お店の目が届かない店外なので、当然トラブルも発生しやすくなります。しかも、お客さんとしては店外で女の子に会えるので、わざわざお店に足を運ばなくなるといったことも起こるでしょう。
そういった理由もあり、連絡先交換自体を禁止して未然にトラブルを防ぎ、お客さんとの交流を店内だけに制限しているお店もあります。
キャバクラと違い、ガールズバーはお店の中で勝負する世界です。
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ガールズバーで同伴する・誘われた時に知っておきたいこと

ここまで、ガールズバーでは、同伴することがスタンダードではないことを解説してきました。
しかし、風俗営業許可の手続きをしているお店では、指名制度とともに同伴制度を設けている場合が多くあります。そういったお店で働いている場合には、同伴するケースも存在します。
同伴するメリットを挙げると次の通りです。
- 固定客を獲得できる
- 売上アップに貢献できる
- おいしいご飯を奢ってもらえる
お客さんと1対1で過ごすので、仲良くなって再びお店に来てくれることが期待できます。ですが、同伴で満足してお店に足を運ばなくなるお客さんもいるので注意が必要です。
また、お店に来てもらうことでチャージにあたるセット料金はもちろん、ドリンク代も売上になります。さらに、ドリンクバックで実質的に時給アップにもなるので、お店にとっても女の子にとってもプラスです。
同伴中の支払いはお客さん持ちが基本なので、普段自分では手が出ないような高級でおいしいご飯を食べることができます。
メリットが分かったら、実際に同伴する時のことを知りたいですよね。次に、いざ同伴する時や誘われた時に知っておきたい料金や服装・断り方を解説します。
ガールズバーの同伴料金
ガールズバーの同伴料金の相場は2000~3000円程です。
制度として同伴した場合、同時に指名料も発生することが多く、同伴+指名料で4000~5000円程度になります。また、例えば21時までに入店するという条件を設けているなど、時間の縛りがあることがほとんどです。
お客さん側からするとこのような料金相場になりますが、逆に女の子側からみると、金銭的な旨味は少ないと言わざるを得ません。
わかりやすく比較するため、バックの相場を表にしました。
同伴バック | 指名バック | |
---|---|---|
ガールズバー | 300円~2000円 | 500円~1500円 |
キャバクラ | 1000円~5000円 | 500円~3000円 |
このように、ガールズバーではバックで稼ぐということはあまり期待できません。また、同伴・指名バックがない場合、何時間同伴しても金銭的にプラスはゼロです。
ですので、金銭的なことだけを考えるなら、同伴するよりお店で働いた方がいいでしょう。


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ガールズバーのお客さんと同伴に行く時の服装
ガールズバーの場合、同伴に行く時の服装については、特に決まりはありません。
キャバクラの場合はドレスに羽織アイテムが定番ですが、よっぽどお客さんを不快にさせる汚い格好でない限り、普段着で行ってもかまいません。また、キャバクラと違って、髪型のセットも不要なので自由なヘアスタイルで大丈夫。
メイクにも決まりはありません。お客さんの好みに合わせてスタイリングするのもいいですね。ただし香水はあまりつけないほうがいいかもしれません。
香水の匂いがお客さんについてしまうと、家庭を持っている男性の場合、後々なにかと面倒なことになる可能性もありますからね。そういう時は、ハンドクリームや衣類用の消臭スプレーのみに留めておくといいでしょう。
ミニスカートやニット帽などで男性受けを狙ったり、キャバクラのようにドレスをチョイスする子もけっこういますね。
もし可能であれば、店内で着る服装に何かを羽織る感じで行くと、お店に着いてから着替える必要がなく楽ちんなので、オススメです。
同伴の上手な断り方
最後に、上手に同伴を断る方法を紹介します。
食事やデートだけにとどまらず、脈があると思い込んで、無理矢理ホテルに連れ込もうとするお客さんもけっこういます。
初めからそういった下心丸出しのお客さんの場合には、「友達と約束があるんで、また今度お願いしますね」と笑顔で伝えて、未然に危険を回避するのがベストです。
そうはいっても、なかなか引き下がらないお客さんもいます。
そんな時は、こんな言い方も有効です。
- 「◯回連続で指名してくれたお客さんにだけ同伴することにしてるんです」
また、同伴中にお客さんがオオカミになってしまったら、次のような言い方で断りましょう。
- 「お店に◯時までに戻らないとクビになってしまうんです!」
- 「お店に同伴内容の報告義務があるんです!」
自分のポリシーを示したり、お店のシステムだから自分ではどうにもならない感を出したりするのも効き目があります。
ガールズバーで働く女の子もひとりの女性なら、お客さんもひとりの男性。同伴で女の子と2人きりになれば、気持ちがどうしても盛り上がってしまうものです。
自分の身を守るためにも「言葉の護身術」を身に付けておきましょう。
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