ドラマや漫画の影響で、夜のお仕事=危ない、裏社会とつながっている…といったイメージを抱いている方も少なくありません。
派手なスーツを着たコワモテのオーナーがいて、お店を辞めたくても辞めさせてもらえない…などの描写は見たことがある方も多いのではないでしょうか。
キャバクラやクラブなどの夜のお店で初めて働く場合、実際にヤクザや暴力団とのつながりがあるのか気になりますよね。
この記事では、
「ヤクザや暴力団がお客さんとして飲みに来ることはあるの?」
「夜のお店のバックにヤクザがいて怖い思いをすることはあるの?」
「ヤクザのお客さんに気に入られてしまったらどうすればいい?」
「お店を突然辞めたらヤクザに探されるの?」
といった疑問に関して、詳しく解説していきます!
キャバクラやガールズバーなどの夜のお店はヤクザや暴力団が経営している?
相談者さん
キャバクラなどの風俗店の裏にはヤクザがついてるって本当ですか?ドラマやマンガではよく見ますけど、本当にヤクザがついているのでしょうか?
母が言うには、バックにヤクザとかがついてて働いた金をほとんど持ってかれるとか言ってましたが、本当ですか?
結論から言うと、ヤクザや暴力団が直接お店を経営していたり、お店とのトラブルで反社の怖い人が直々に出てきたりすることはほとんどありません。
極道系のドラマや漫画などの中ではそういった描写があることが多いですが、実際そのような描写は現実離れしていて、古臭いイメージと言えます。
ただしフロント企業と呼ばれる、ヤクザや暴力団と関わりがある会社が経営していることは多々あります。
しかしフロント企業の進出は、一見反社会勢力と関係がなさそうな金融業・不動産業や建設会社、芸能界・飲食業界などでもみられ、一般企業であっても珍しいことではありません。
最近では、インターネットを利用した「ITフロント企業」も増えており、普通に生活しているだけでは気付かないほど社会に浸透しているのが現状です。
当然水商売は大金が動く業界のため、フロント企業が経営している可能性が高い、というわけです。「うちは反社会勢力と一切関わりがありません」と胸を張って言える夜のお店は、正直言って少ないでしょう。
しかし現在は「暴力団排除条例」があるため、表向きはヤクザや暴力団との関係がないようにしなければなりませんし、経営者自身が反社であるということは許されません。ヤクザとの関わりがあるだけで処罰の対象となるのです。
そのため夜のお店であっても、表立ってヤクザや暴力団との関わりが見えるような形はとらないことから、従業員が直接ヤクザとやりとりをする可能性は限りなく低いと言えます。
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“みかじめ料”をヤクザに払っているキャバクラもある
相談者さん
キャバクラや風俗店などはヤクザのみかじめ料ってのは今だに支払っているのですか?
実際のところ、公言はできなくとも未だにみかじめ料を支払っているキャバクラはあります。
つまり、みかじめ料を支払うと、ヤクザとの関わりを持つことになります。
「それなら結局、夜の業界はヤクザと繋がってるのでは?」と考えてしまいますが、そう単純なものではありません。
みかじめ料を払う真の目的とは?
みかじめ料を払う目的は、「みかじめ料を払うからヤクザや暴力団の方は来店しないでください」という意味合いが大きいです。
お店側からすれば、ヤクザや暴力団が頻繁に出入りすることで、一般のお客さんが来なくなったり、警察に目を付けられたりといった問題を避けたいと言えます。
よく言われているような「みかじめ料を払い、暴力団員を用心棒として雇う」という意味合いは少なく、お客さんがお店でトラブルを起こした際に、怖い人が裏から出てくる…というようなシーンは、実際にはほとんどありません。
Youtubeの企画でよくある「ぼったくりキャバクラに潜入したら怖い人に脅された」系の動画は、やらせかヤクザではなく半グレのような人たちである可能性が高いです。
A組にみかじめ料を支払っているお店だと分かれば、B組やC組などの別のヤクザは来なくなるため、結果的にヤクザを排除することにもつながります。
しかし、みかじめ料自体は暴力団排除条例によって禁止されており、受け取る側だけでなく支払った側も処罰の対象となっています。みかじめ料を支払っていると知られれば、営業を続けることは難しくなってしまうでしょう。
もちろん理想は反社会勢力がいなくなり、みかじめ料を払う必要がなくなる社会です。
それでは、なぜヤクザが警察に目を付けられているにも関わらず、なかなか取り締まることができないのでしょうか。
警察がヤクザを取り締まれない理由
それは、みかじめ料の納め方に工夫がなされているためです。
みかじめ料は、ヤクザが堂々と借金の取り立てのように来るわけではなく、一般の業者を装って取引しています。
例えば、「花代」という名目でみかじめ料を支払うと、しっかり花を持ってきてくれるため、表向きはお花代を支払っただけになります。そうなると警察が気づくことができませんよね。
ほかにも、「絵画代」「おしぼり代」「マット代」など、さまざまな名目で取引がある上、きちんと物品と金銭の取引として成立しているため、取り締まることは難しいと言えます。
したがって、夜のお店もヤクザとのつながりはなるべく断ちたいものの、警察が気づいたり取り締まることが難しい上、営業を続けていくためにはみかじめ料を支払うしかない、というお店がほとんどだということです。
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ヤクザと繋がりがあるお店かどうか確かめる方法はある?
相談者さん
キャバクラなどのお店が
ヤクザとつながりのあるお店なのかどうかの確かめ方はありますか?
フロント企業やみかじめ料の回収業者も含め、ヤクザや暴力団はさまざまな手段で一般企業との関わりを持っているのが現状です。ヤクザとのつながりがお店かどうかを断定することは、警察でもよほどの証拠がない限り困難でしょう。
そのため、一般人が外から見て判断することは、ほぼ不可能と言えます。ただし、仮にヤクザとの繋がりがあるキャバクラだとしても、関わるのはお店のオーナーや管理職などのごく一部のみです。
キャストや黒服が直接関わる機会は、ほとんどないと言えるでしょう。
それでも「どうしてもヤクザと関わりを持ったお店では働きたくない」と思うのであれば、そもそも夜のお店で働くのは避けたほうが無難です。
ヤクザのお客さんに気に入られてしまった場合は?
相談者さん
ホステスです。ヤクザの人に気に入られてしまい、勝手に付き合ってる事になりました。
私はかけもちでホステスをやっているんですが、店に来たヤクザの人に気に入られ「こいつ俺の女なんだ」と下の人に言っていて私は
冗談だと思い「アハハ、そうなんですよ~」とふざけていたのですが、本気だったらしく、
毎日仕事が終わったら連絡、朝起きたら連絡をかかさずするように言われ
食事に行けば下の人に会う度「俺の女だから挨拶しろ」みたいになって下の人に媚び諂われます。
しまいにはうちに来るみたいになって「お母さんがいるから」と断ると「じゃあ挨拶しに行く」と言われ「今日はもう寝てるから」と誤魔化しましたが本当にその内来そうで怖いです。
共通の知り合いには「やめておいた方がいい」、「店に呼んだりとか、あまりおごってもらったりしない方がいい」との事で
今後ご飯に誘われたりしたらどう交わしていこうか困ってます…
付き合っているつもりはないと言いたいですがそれも怖いです…
水商売ではお客さんに気に入ってもらうためには気がある素振りを見せる必要があるため、思わぬ方向に話が進んでしまうこともありますよね。
相談者さんの場合、そのお客さんが“ヤクザである”と断定することは難しくとも、危険な状況であることは間違いないですね。
まずは、ホステスであればお店のママに相談しておき、そのお客さんが来たときに一緒に席についてもらいましょう。
そして2人きりにならないよう配慮してもらい、「付き合っているつもりも付き合う気もない。今後ご飯に行くこともできない」という意思をはっきり伝えて断ることが大切です。きちんとお断りしたらそのお店も辞めましょう。
そのあとは、場合によっては電話番号を変えたり遠くへ引っ越したりするなどの対策も必要になってくるでしょう。
万が一を考え、事前に警察に相談しておくのも手です。事件性がないと警察は動いてくれないことが多いものの、相談しておいて損はないです。
また、友人や家族にも状況を話しておいたほうがよいでしょう。もしお客さんが勘違いしてしまって自分の手には負えないと感じたら、担当の黒服や店長に相談し、協力してもらいましょう。
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水商売をする女性のバックにはヤクザがいる?
相談者さん
キャバ嬢のバックにはヤクザがいますか?
現役キャバ嬢の方は家族やバックがヤクザだったりしますか?
キャバ嬢と付き合ったことある男性はどうでしたか?なんかトラブル的なのありましたか?
水商売をしてみたくても、同僚の女性がヤクザや暴力団と関わりがあったら…と思うと怖くて働けないですよね。それぞれの質問に回答します。
結論から言うと、キャバ嬢やホステスのバックにヤクザや暴力団がいることはほとんどありません。
夜のお店には柄の悪いチンピラや半グレのようなお客さんも来ますが、そういったお客さんはお金を使ってくれるからと仲良くしている女の子もいるのは事実です。
しかし、一般の人から見た“どう見てもヤクザ”という人がキャバクラやガールズバーに堂々と来店することはほとんどありません。また、そう見えたとしてもその多くはヤクザの下っ端のチンピラや詐欺グループなどの半グレの若者の可能性が高いです。
また、夜のお店で働いている女性の家族にヤクザがいるかどうかは、はっきり言うと確かめようがないです。
昼の仕事に就く女性に比べると、夜の業界は素行や家庭環境が悪い女性が働いているケースが多いため、家族がヤクザとつながっている可能性も否定はできません。
しかし、多くの場合ヤクザや暴力団とは一切関わらずに普通に働いている「普通の女性」がほとんどです。
仮に、同じお店にヤクザと関わりのありそうな女性がいたら、仕事だけの付き合いにしてプライベートで遊んだり、一緒にアフターに出かけたりすることは避けましょう。
結論としては、そこまで気にしなくても大丈夫ということです!
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お店を突然辞めたらヤクザに何かされる?
相談者さん
キャバクラの裏にはヤクザがついているんですか?
キャバ嬢がもし、キャバクラを辞めたいと思い、何も言わずにばっくれる形で辞めたら、
店側やヤクザがキャバ嬢に対して何かしてくるのでしょうか?
お金を稼ぐためにキャバクラで働きたくても、辞めたいときにスパッと辞められるのか不安になりますよね。
前述しているように、キャバクラの裏にヤクザと関わりのある企業がある可能性は否定できません。ただし、表立ってヤクザや暴力団が出てきてトラブルに巻き込まれるなどの危険性は、きわめて少ないです。
お店に退店の意思をきちんと伝えて正式な形で辞める分には、何の問題もなく辞められます。また、たとえ何も言わずにお店をバックれたとしても、ぼったくり店などよほどの悪質店でない限り、たいていの場合は何回か連絡が来て終わりでしょう。
ただし「お店のお金を盗んだまま飛んだ」などの事実があれば探されてしまう可能性もあります。当然のことですよね。この場合は、ヤクザが絡んでいても絡んでいなくてもありえる話です。
どのような事情であっても、正式に退店を申し出て、円満にお店を辞めることをおすすめします。
その他にもお店をバックレるのはリスクが多いため、しっかり相談してから辞めるようにしましょう。
以下の記事では「水商売を辞めたいときどのように伝えるか」についてより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね♪
キャバクラを辞めたい!飛ぶのはあり?辞める理由やメールの例文少しでも安心できる求人を探すなら
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