ガールズバーで働くキャストなら、一度は「エンジェルを入れてもらいたい」と思った経験があるのではないでしょうか。エンジェルシャンパンは、その圧倒的なビジュアルと高い単価から、1本入るだけで収入が大きく変わる夢のようなアイテムです。
ここではエンジェルシャンパンのブランドの基本情報から種類・値段相場、さらにはシャンパンバックの仕組みやお客さんへのおねだり術まで、ガールズバーで働く女性に向けてまるごと解説。
「エンジェルって名前は知ってるけど種類がよくわからない……」という方も、読み終わったあとは自信を持って接客に活かせるはずです。
ガールズバーで話題のエンジェルシャンパンとは?

エンジェルシャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で生産される高級シャンパンブランドです。天使の羽をモチーフにしたボトルデザインや、ブランドの哲学が話題を呼び、ガールズバーでも絶大な人気を誇っています。
ブランドの基本情報と誕生の背景
エンジェルシャンパンの名前の由来は、「完全なる美」を追求するというブランドの理念にあります。天使の羽をあしらったボトルプレートとトランク型の高級感あるギフトボックスが特徴で、シャンパン自体だけでなく、見た目としての体験価値が高い点が大きな魅力です。
日本に上陸したのは2017年末ですが、シャンパンブランドとしては数十年におよぶ歴史を持っています。2019年にはイギリスで開催されたソムリエ・ワイン・アワードでゴールドメダルを受賞しており、品質面でも世界的に高い評価を受けているブランドです。
ガールズバーで人気が高まった理由
エンジェルシャンパンがガールズバーを中心に広く知られるようになったきっかけのひとつが、有名キャバ嬢エンリケさんの誕生日イベントです。700万円以上をかけて披露されたシャンパンタワーやボトルがSNSで大きな話題を呼び、一気にナイトワーク業界全体での認知度がアップしました。
人気が続いている理由は、ネームバリューだけではありません。ヘイローシリーズのように暗闇でビカビカ光るボトルや、種類ごとに色の違うギフトボックスは、SNSに投稿して目立ちたいお客さんにとって最高のステータスです。
「インスタに載せたい」「みんなに自慢したい」という男心を絶妙にくすぐる見た目だからこそ、キャストもおねだりしやすいんですよ。
【表で解説】ガールズバーにおけるエンジェルシャンパンの値段相場

エンジェルシャンパンの値段は種類によって大きく異なります。表で、各シリーズのガールズバーにおける販売価格の目安をまとめました。
価格はお店や地域によって変わるため、あくまで相場の目安にしてくださいね。
| 種類 | |
|---|---|
| エンジェルブラック (ブリュット) | 10万円〜15万円 |
| エンジェルホワイト (ブリュットロゼ) | 15万円〜20万円 |
| ヘイローシリーズ (赤・青・緑・黄・ピンク) | 35万円〜60万円 |
| ドゥミセック(甘口) | 25万円〜45万円 |
| ドゥミセックロゼ | 30万円〜50万円 |
| ヴィンテージシリーズ (2005年・2004年) | 40万円〜50万円前後 |
ガールズバーでは、エントリーラインのエンジェルブラックでも10万円を超える設定がほとんどです。光るボトルのヘイローシリーズになると35万円〜60万円という高額設定になるため、1本入るだけで当日の売上が大きく変わります。

エンジェルシャンパンの種類一覧

エンジェルシャンパンはノンヴィンテージとヴィンテージに分けられ、さらに味わいやボトルのデザインによっていくつかのシリーズに分かれているんです。
それぞれの特徴を把握すれば、お客さんへの説明がスムーズになり、おねだりの成功率もアップしますよ。
エンジェルブラック(ブリュット)
エンジェルシリーズのデビューなら、まずは定番の「ブラック」。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを絶妙にブレンドしていて、アーモンドやバニラの贅沢な香りと、驚くほどクリーミーな口当たりが楽しめます。
すっきりした辛口のブリュットなので、シャンパン初心者のお客さんでも飲みやすいのが特徴です。
黒ボトルにシルバーの羽が映えるデザインは、カウンターに置くだけで一気に映え度も高級感もアップします。ガールズバーでの相場は10万〜15万円程度。「まずはエンジェルで乾杯しよ?」と、お客様におねだりしやすいのもうれしいポイントです。
エンジェルホワイト(ブリュットロゼ)
圧倒的な可愛さでヒロイン気分になれるのが、「ホワイト」です。白いボトルにゴールドの装飾がキラキラ光るロゼシャンパンで、イチゴやラズベリーの甘酸っぱいアロマと軽やかな飲み心地が特徴。フルーティでとにかく飲みやすいので、女の子ウケもいいんですよ。
価格は15万〜20万円程度とブラックより少しお高めですが、その分バックへ大きく影響します。「今日はお祝いだし、せっかくだからかわいいロゼにしない?」と自然におねだりしやすいのも魅力です。
ヘイローシリーズ
店内の注目を独り占めできちゃう夜の主役ボトルが、「ヘイローシリーズ」です。暗闇で光るLED内蔵ボトルが最大の特徴で、カラーは赤・青・緑・黄・ピンクの5色があります。
中身は王道のブラックと同じですが、ボトルが光るだけでテンションが一気に爆上がりです。
価格は35万〜60万円程度と高額なので、1本入るだけでその日の給与がグンと跳ね上がる、超狙い目なシリーズです。
ヴィンテージシリーズ
特別な夜に最高級の特別感をプラスできるのが、「ヴィンテージシリーズ」。特定のいい年に収穫されたブドウだけを長期熟成させているので、びっくりするほどまろやかな味わいと豊かな香りが楽しめます。
カラフルな4色が揃う2005年ものや、圧倒的な存在感と希少価値を誇る最高峰の「プラチナ」「シルバー」など、ラグジュアリー感あふれるラインナップ。
相場は40万〜50万円前後で、シャンパン好きのお客様や、ここぞという記念日のプレゼントに選ばれることが多いす。「今夜は特別に贅沢しちゃおう」という、とっておきの瞬間を演出するのにぴったりな最高峰の一本です。
【一撃で〇万?】エンジェルシャンパンのバック率と給与シミュレーション

エンジェルシャンパンのバック率は、実際どのくらい収入に影響するのでしょうか。「バック率」の意味だけでなく、計算の仕組みや注意点まで理解しましょう。
ガールズバーのシャンパンバックの仕組み
シャンパンバックとは、お客さんがシャンパンを注文したときに、販売価格の一部がキャストの収入として戻ってくる仕組みを指します。ガールズバーにおける一般的な相場は、販売価格の10〜30%程度です。
ただし、同じ「バック率30%」でも、お店によって計算方法が違い、手元に残る金額が1万円以上も変わることがあります。
たとえば3万5,000円で仕入れたエンジェルブラックが15万円で売れた場合の計算を比較してみましょう。
| 計算パターン | 仕組み | 手取り額 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 売上バック | ボトルの販売価格に、バック率をかける | 15万円×30%(0.3)=4万5,000円 | 計算がシンプルで、いくら貰えるかがわかりやすい |
| 原価引きバック | 販売価格から仕入れ値を引いた残りにバック率をかける | (15万円-3万5,000円)×30%(0.3)=3万4,500円 | バック率の数字は同じでも、手元に残る金額が変わる |
さらに注意したいのが、消費税とサービス料の扱いです。ガールズバーの多くは「飲食代+サービス料(10〜20%程度)に消費税(10%)をプラス」した金額がお客さんの請求総額になります。
シャンパンのバックが税込み総額をベースに計算されるのか、税抜きの本体価格ベースなのかによっても最終的に受け取る金額が変わるため、入店前に確認するのがおすすめです。
エンジェルを入れてもらったときの日給シミュレーション
実際に、エンジェルをもらった日の日給がいくらになるか、具体的なシミュレーションを見てみましょう。
- エンジェルブラックをガールズバーで15万円×バック率が20%の場合
ドリンクバックとして3万円が支給されます。ここに通常の時給1,500円×5時間分(7,500円)をプラスすると、一日の収入は合計37,500円になります。
- 50万円のヘイロー×バック率15%の場合
ドリンクバックだけで7万5,000円の収入です。先ほどと同じく5時間働いた場合の時給(7,500円)と合わせると、1日で8万円を超える収入になります。
このように、エンジェルシャンパンは単価が高い分、1本あたりの収入インパクトが非常に大きいのが最大のメリットです。
ただし実際には、上記はあくまで目安です。お店によってバック率の設定や計算方法が異なるため、入店前や体験入店時に必ず確認しましょう。

「いつかはエンジェル!」お客さんにおねだりするための3大戦略

エンジェルシャンパンを入れてもらうには、無理に押しつけるのではなく、自然な流れを作るのが大前提です。ここでは、接客の場で実践しやすい3つのアプローチを紹介します。
「いつかあれ飲んでみたいんだよね」太客を育てる伏線を張る
シャンパンを入れてもらうための最大のコツは、「その日に売ろうとしない」ことです。特に高額なエンジェルは、ある程度の関係性が築けた常連のお客さんからオーダーが入るケースがほとんどで、初来店や2〜3回目のお客さんに一気に攻めても逆効果になりかねません。
おすすめなのが、欲しいと思っているのをさりげなく伝える伏線の張り方です。
太客を育てる意識を持ち、来店のたびに少しずつエンジェルへの憧れを伝えるのが、長期的な収入アップの土台です。
「あの箱、持って帰りたくない?」豪華すぎるケースとボトルの映えを武器にする
エンジェルシャンパンの特徴のひとつが、小型トランクケースのような高級感あるギフトボックスです。箱だけでもフリマアプリで2,000円〜7,000円程度で取引されるほどの人気ぶりで、コレクター的な魅力があります。
「あの箱かわいくないですか?開けたら絶対映えますよ」「Xに投稿したら絶対いいねいっぱいくると思うんです」といったお客さんが得られる体験にフォーカスしたトークは、シャンパン自体の値段の話をせずに興味を持ってもらいやすい王道のテクニックです。
ヘイローシリーズであれば「これ暗くすると光るんですよ、写真映えが段違いで……」の一言も刺さります。値段ではなく、「その場で得られる特別な体験」を先に想像させるのがポイントです。
「じゃあ、ヴーヴで我慢してあげる(笑)」断られたときの小悪魔的な切り返し
エンジェルをすすめて断られたとき、あからさまに残念そうな顔をしたり、しつこく食い下がったりするのは逆効果です。お客さんに気まずさを感じさせてしまうと、次回の来店意欲も下がりかねません。
おすすめなのが、笑いに変えてその場の空気を軽くする切り返しです。
圧をかけるのではなく、断られても楽しい雰囲気を保てるキャストのほうが、結果的にリピーターを増やしやすく、時間をかけてエンジェルにつながるケースも少なくありません。
【現場の疑問】エンジェルシャンパンに関するよくある質問

エンジェルシャンパンについては、現場で働くなかでさまざまな疑問が浮かんで来ることもありますよね。よく聞かれる3つの疑問にお答えします。
エンジェルのケースってお客さんや女の子が持って帰ってもいいの?
エンジェルシャンパンのギフトボックスを持ち帰りができるかどうかはお店のルールによって異なります。
お店の備品として管理している場合は持ち出しが禁止されているケースもあるため、勝手に持ち帰るのではなく、黒服(ボーイ)や店長に確認してから判断するのが基本です。
お客さんが「箱もらえますか?」と聞いてきた場合も、キャスト側で判断せずお店に確認を取るのが無難です。
どのお店でもエンジェルって常に置いてあるもの?
エンジェルシャンパンは、仕入れコストが高いため、すべてのガールズバーが常時在庫を持っているわけではありません。
特にヘイローシリーズやヴィンテージシリーズは取り扱いのないお店もあります。もし「エンジェルを入れてもらいたい」「エンジェルのおねだりで稼ぎたい」目標があるなら、面接や体験入店の際に「エンジェルの取り扱いはありますか?」と事前に確認しておくのがおすすめです。
お客さんからリクエストがあった場合も、黒服に確認してから回答するようにしましょう。
お客さんから「もっと安い別のシャンパンじゃダメ?」と粘られたら?
価格に難色を示すお客さんへの対応は、焦らず段階を踏むのが正解です。まずは、「じゃあ今日はモエシャンを試してみませんか?」と、より手頃なシャンパンを提案して会計へのハードルを下げてみましょう。
ドリンクの流れを作ってから「次の機会に」とつなげれば、エンジェルへの道を閉じずに済みます。
無理に高い金額を押しつけようとするより、今日の会計に満足してもらうことを優先したほうが、結果的に「また来よう」とリピートにつながります。今日のエンジェルよりも、来月のエンジェルを見据えた接客を心がけましょう。
まとめ:エンジェルシャンパンの知識を武器に稼ごう

エンジェルシャンパンは、圧倒的なビジュアルと高単価から、ガールズバーで働くキャストにとって収入を大きく変えるチャンスになるアイテムです。種類ごとの値段相場とバックの仕組みを理解し、お客さんとの自然な会話のなかに「エンジェルへの布石」をどれだけ積み重ねられるかで、稼げるキャストと稼げないキャストの差がつきます。
「エンジェルを入れてもらえる自分になりたい」と思ったなら、まずはシャンパンの知識と接客力を磨ける環境のお店選びが大切です。どんなお店でどんなお客さんと働くかによって、稼ぎやすさは変わります。
ぜひ「体入ドットコム」で気になるガールズバーの求人をチェックして、シャンパンバックを狙えるお店での一歩を踏み出してみてください。


