最近では、来店が難しいお客さんでもキャストを応援できる「遠隔サービス」を導入するガールズバーが増えています。キャストにとっては新しい収入アップの手段にもなるため、仕組みや活用方法を知っておくことが大切です。
この記事では、遠隔の基本的な仕組みからメニューの相場、注文につなげるコツや注意点まで、まるっと解説します。
これからガールズバーキャストとして働く方、遠隔も活用して収入を増やしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
ガールズバーの「遠隔」とは?

ひと言で遠隔といっても、実際にどんな仕組みで成り立っているのか気になりますよね。まずは遠隔の仕組みや、ガールズバーでも広まっている背景から整理していきます。
お客さんが来店せずに注文できるオンラインサービス
遠隔はお客さんが実際にお店へ足を運ばなくても、ドリンクやシャンパンなどを注文できるサービスです。専用のサイトやSNSを通じてお客さんが注文と決済を済ませたら、注文に応じた写真や動画を撮影するのが、基本の流れ。
これまでのガールズバーは、お客さんが来店してはじめて注文が発生するのが当たり前でした。ですが遠隔であれば、仕事や家庭の都合でなかなか外出できない方や、遠方に住んでいる方でも、スマホひとつでいつでも利用できるんです。
コロナ禍をきっかけに広まった背景
遠隔が広まったきっかけとして、新型コロナウイルスの感染拡大が挙げられます。コロナ禍が落ち着いてからも、遠隔はさまざまな事情から来店できないお客さんにとって便利なサービスとして定着しつつあり、今も多くのお店で活用されているんですよ。
導入状況はお店によりさまざま
遠隔はすべてのガールズバーで導入されているワケではありません。積極的に取り入れているお店もあれば、対応していないお店もあるのが実情です。
導入していないお店もあるのは、お店の方針はもちろんオンライン決済や撮影に機材の準備も必要だから。もしキャストとしてオンラインでも注文を受けたいなら、まずは遠隔があるお店に候補を絞って働きましょう。
今働いているお店でサービスが導入されていないなら、黒服(ボーイ)に相談するのも選択肢のひとつ。キャストとして積極的に遠隔でも稼ぐ姿勢を見せたり、常連のお客さんの需要もチェックして相談したりすれば、導入を進めてくれる可能性もありますよ。
注文が入ってからお礼を届けるまでの流れ

お店やシステムによって多少の違いはありますが、遠隔注文の大まかな流れは以下の4ステップです。
- SNSや専用システムで注文通知が入る
お客さんがオンラインサイトやSNSからメニューを選び、決済を済ませると、キャストのもとに注文の通知が届きます。誰からどんな注文が入ったのか、この時点で確認できるお店がほとんどですよ。
- お店でドリンクやボトルを受け取る(動画・写真撮影)
通知が届いたら、注文された商品を受け取り、実際に飲んだり開栓したりする様子を写真や動画に収めましょう。お客さんに喜んでもらえるよう、表情やリアクションを意識して撮影するのがポイントです。
- お礼のメッセージ・自撮り・動画などをSNSで送る
撮影した写真や動画に感謝のメッセージを添えて、SNSやLINEを通じてお客さんに送ります。ここでの対応が丁寧であるほど、次の注文にもつながりやすいでしょう。
- 給与(バック)に反映される
遠隔での注文分は、お店のルールに沿ってバックとして給与に反映されます。反映のタイミングや割合はお店によって変わるので、あらかじめ確認すると安心です。
この4つのステップを押さえれば注文が入ったときも落ち着いて対応できるはずですよ。

ガールズバーの遠隔で注文できる主なメニューと相場

ガールズバーでオンライン注文できるメニューは、お店によって内容も相場もさまざま。ここでは代表的な3つのメニューについて、相場感とあわせて紹介しますね。
キャストドリンク(遠隔ドリンク)の相場
キャストドリンクはキャストが飲める飲み物をお客さんが注文して代金を支払う、ガールズバーの定番メニュー。その場で飲みきれるドリンクが提供されるので、お客さんは手軽にお気に入りのキャストを応援できます。
ドリンクはお酒からソフトドリンクまで幅広く、相場は1杯500〜2,000円ほどと気軽に応援してもらいやすい価格帯ですね。
注文が入ったら飲んでいる様子を撮影して「ドリンクありがとうございます」といったメッセージとともに送るのが基本の流れ。手軽に注文できてガールズバーで遊び慣れていない初心者も利用しやすいのが、キャストドリンクの魅力だといえます。
シャンパン・ボトルの相場
シャンパンやボトルは誕生日や記念日といった特別な日に選ばれやすい、少し豪華なメニューです。相場はボトルの種類により1本あたり3000円から数万円以上におよぶものもあり、価格設定もお店によりさまざま。
注文が入ったら開栓する瞬間や乾杯するシーンを動画で撮影し、感謝の気持ちを込めたメッセージと一緒にお客さんへ届けるのが一般的な流れです。特別感のある演出を心がければ、お客さんの満足感も高められますよ。
自撮り写真・チェキ・動画の相場
自撮り写真やチェキ、動画のメニューは、お客さんが自分だけのために撮影された特別な1枚を受け取れるのが特徴です。お客さんはチェキの枚数などにより予算に合わせた金額で注文し、推しのキャストを応援できるのが魅力。
相場は1枚あたり1,000〜3000円ほどが目安で、チェキ(生写真)は後日お客さんのもとへ郵送されるほか、データで受け取れるお店もありますよ。ポーズやメッセージをリクエストできるお店もあり、お店に来られないお客さんとも距離をグッと縮めやすいメニューです。
ただし、チェキや動画はすべてのガールズバーで扱っているメニューではないので、気になる方はお店に取り扱いをチェックしたうえで提案しましょう。
ガールズバーでもらえる遠隔バックの相場

遠隔注文で発生した売り上げの一部は、キャストへのバックとして還元されます。ただし、バック率や金額はお店によって大きく異なるため、具体的な金額は勤務先のルールを確認する必要があります。
ここでは、遠隔でよく利用されるメニューごとのバック相場の目安を紹介します。
ドリンクバック
遠隔ドリンクのバックは、1杯あたり数百円程度が目安です。例えば1,000円のドリンク注文が入った場合、そのうち一定割合がキャストの収入として還元される仕組み。
ドリンクはお客さんにとって比較的注文しやすい価格帯なので、遠隔初心者でも狙いやすいメニューです。日頃からSNSで出勤状況を発信したり、お客さんとの関係を大切にしたりすることで、継続的な注文につながる可能性があります。
ボトルバック
シャンパンやボトルの遠隔注文は、単価が高い分バック金額も大きくなりやすいメニューです。
バック率はお店によって異なりますが、売上金額の10〜30%程度を目安に設定している店舗もあります。高額なボトルになるほどキャストへの還元額も大きくなるため、誕生日や記念日など特別なタイミングでは大きな収入アップにつながることもありますよ。
ただし、無理に高額注文をお願いするのではなく、お客さんが楽しんで応援できる範囲で提案することが大切です。
写真・動画バック
チェキや自撮り写真、動画などの遠隔メニューにもバックが設定されているお店があります。
相場は1件あたり数百円〜1,000円程度のバックが目安ですが、価格設定や還元方法は店舗によってさまざまです。写真や動画は商品そのものだけでなく、キャストとの距離感を楽しめるサービスなので、丁寧なお礼や工夫した撮影を意識するとリピート注文につながりやすくなります。
店舗によってバック率や仕組みは異なる
遠隔バックの割合や計算方法は、お店によって大きく異なります。同じメニューでも「売上の◯%を還元」「1件につき固定額を支給」など、店舗ごとにルールが決められているケースが一般的です。
また、遠隔注文のバックが給与に反映されるタイミングも店舗によって違うため、働き始める前に確認しておくと安心です。
遠隔を収入アップにつなげたい場合は、求人や面接時にバック率や対象メニューについて質問して、自分に合った条件のお店を選びましょう。

ガールズバーで遠隔注文が入るメリット

遠隔は来店できない事情があるお客さんだけでなく、キャストにもうれしいメリットがたくさん。ここではキャストとして遠隔を活用して稼ぐメリットを紹介しますね。
営業時間外でも収入が発生するチャンスがある
お店に出勤していない時間でも収入につながる可能性があるのが、遠隔の大きな魅力です。一般的に、ガールズバーは働いた時間分の時給と接客中に入ったドリンクやボトルの売り上げに応じたバックが収入源。ですがお客さんが好きなタイミングで注文できれば、休日であっても注文が入ればその金額に応じたバックが加算されますよね。
例えば体調不良や学校・昼職が忙しくて出勤できる日が限られてしまうタイミングであっても、遠隔がたくさん入れば収入を大きく落とすリスクを防げます。
もちろん注文が入ったらお礼を伝える必要はありますが、それさえできれば場所や時間を気にせず収入アップを狙えるでしょう。
出勤日だけに頼らない収入源を持てるのは、キャストにとって心強いポイントですね。
地方・遠方のお客さんともつながれる
物理的な距離があったとしても、オンライン注文できれば全国のお客さんから注文を受けられます。今までのガールズバーはお店の近くに住んでいる方や、繁華街へ遊びにきたついでに足を運んでくれる方が中心でしたが、遠隔であればその範囲はグッと広がります。
地方に住んでいる方や転勤で遠くへ引っ越してしまった以前の常連さんと、遠隔を通じて関係を維持できるのは大きな魅力。またSNSきっかけで興味を持ってくれたお客さんから応援してもらえる場を作れるのも、遠隔ならではです。
SNSや配信、常連客との関係を大切にすれば、遠隔でさらに収入を増やすチャンスを増やせるでしょう。
対面接客とは違った形でお客さんとの関係を築ける
遠隔はお客さんと対面での接客に比べると、写真や動画でのやりとりが中心になりがち。そのため、人見知りな方や接客にまだ慣れていない方でも挑戦しやすいかもしれません。
会話でお客さんを楽しませ続ける必要がある店内接客とは違い、遠隔なら準備の時間をしっかり取れますよ。
接客スタイルに合わせて店内接客と遠隔をバランスよく取り入れれば、さらに自分らしい働き方を見つけられるはずです。
ガールズバーで遠隔注文してくれるお客さんの特徴

遠隔注文してくれるお客さんには、いくつか共通する特徴があります。どんな方が遠隔を利用してくれるのかを知っておけば、アピールの仕方もイメージしやすくなりますよ。
遠方に住んでいてなかなか来店できない人
ガールズバーの遠隔注文を利用する方のなかでも特に多いのが、お店から離れた場所に住んでいるお客さんです。地方に住んでいる方や、以前は近くに住んでいたけれど転勤で遠くへ引っ越してしまった方など……物理的に来店が難しい状況の方にとって、遠隔はお気に入りのキャストとつながり続けられる貴重な手段。
住んでいる地方によっては近くにガールズバー自体が少ないケースもあるので、応援したいお店やキャストへの気持ちが強いお客さんに、遠隔は魅力の多いサービスだといえます。
推しへの愛情が強く継続的に応援したい人
遠隔注文を利用してくれるお客さんで特に多いのが、推しているキャストへの気持ちが強い方です。金額や距離にかかわらず、応援したい気持ちを大切にしているタイプのお客さんだといえるでしょう。
こうしたお客さんは、キャストのSNSや配信をこまめにチェックしている方も多く、誕生日や記念日には欠かさず遠隔注文してくれるパターンも。一度ファンになってもらえれば長期的に応援し続けてくれる方も多いので、丁寧な対応の積み重ねが今後の関係づくりにつながりますよ。
忙しくてお店に行く時間が取りづらい人
仕事や家庭の事情でなかなかお店に足を運ぶ時間が取れない方も、遠隔注文をよく利用してくれるお客さんとして挙げられます。営業時間内に来店するのが難しい方でも、遠隔があればスマホでいつでも注文できる点が好評。
来店したい気持ちはあっても時間の都合がつかないお客さんにとって、遠隔はうれしい選択肢のひとつになっているんですよ。
お客さんとの関係づくりについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

ガールズバーで遠隔注文を増やすコツ

遠隔注文を増やすには、ちょっとした工夫やアピールが大切です。ここでは、ガールズバーキャストが今日から取り入れやすい遠隔注文を増やすコツを紹介しますね。
SNSやプロフィールで遠隔をわかりやすく告知する
遠隔注文を増やすためには、まずお客さんに遠隔サービスの存在を知ってもらう必要があります。SNSのプロフィール欄に注文方法やメニュー内容を書いたり、定期的に投稿して告知したりするのが第一歩ですね。
「遠隔受付中です」といったひと言だけでも、お客さんに気づいてもらうチャンスは増やせます。メニューや金額、遠隔注文によりどんなサービスを受けられるのかをわかりやすく載せれば、お客さんにもイメージしてもらいやすいでしょう。
配信やライブ配信でリアルタイムにアピールする
ライブ配信しているお店なら、配信中に遠隔をアピールするのも大切。配信を見ているお客さんの多くは、その時間帯に来店できない方なので、遠隔サービスにも興味を持ってもらいやすいんです。
リアルタイムでのやりとりで注文の臨場感を演出して、お客さんの応援したい気持ちを高めましょう。配信が盛り上がるほど注文にもつながりやすいので、日頃から視聴者との交流を大切にしてくださいね。
注文後のお礼を丁寧かつ印象的に伝える
遠隔注文してくれたお客さんには、心を込めてお礼を伝えるのが何より大切です。丁寧な感謝の気持ちが伝われば「次回も応援したい」と思ってもらえるチャンスも増やせますよ。
お礼投稿ではお客さんの名前を呼びながら「いつもありがとうございます」と丁寧に感謝を伝えるのが基本のスタイル。
注文してもらった商品を実際に楽しんでいる様子を見せるのも忘れてはいけません。ドリンクならおいしそうに飲む姿を、写真なら自然な笑顔を届ければ、直接会えないお客さんにも遠隔の魅力を実感してもらえるはずです。
映像映えする表情やリアクションを意識する
写真や動画でお礼を伝えるときは画面越しでもしっかり気持ちが伝わるよう、表情やリアクションを意識するのも大切です。普段の接客よりもオーバーなリアクションを意識すれば、画面越しであっても喜びが伝わりやすいでしょう。
合わせて、シャンパンを開けるときは華やかに、ドリンクを受け取るときは丁寧に両手で持つなど、メニューに合わせた振る舞いを工夫すれば、より印象に残るお礼投稿に仕上がるでしょう。
ガールズバーで遠隔をやるときに気をつけたい注意点

遠隔は便利で魅力的な仕組みですが、安心して続けていくためには気をつけたいポイントもあります。トラブルを防ぎながら遠隔を活用するためにも、ガールズバーキャストとして注意すべきポイントも押さえましょう。
決済完了の確定を確認してから対応する
遠隔注文を受けたときは、決済がきちんと完了しているかを確認してから対応しましょう。万が一決済エラーが発生していたり、確認が済んでいない状態で先にお礼のメッセージを送ってしまったりすれば、あとから行き違いが起きる原因になってしまいます……。
お店によっては決済確認の担当が黒服だったり、専用のシステムで自動的に確認できたりと、仕組みがさまざま。自分がどの段階で確認すればよいのか、あらかじめ把握すれば安心して対応できますよ。
万が一確認が取れないときは自己判断で進めず、黒服へ相談してから対応してトラブルを未然に防ぎましょう。
個人のプライベートな連絡先としっかり分ける
遠隔でお客さんやり取りをするときは、仕事用のアカウントとプライベートの連絡先をきちんと分けるのも大切です。うっかりプライベート用のアカウントから送ってしまえば、思わぬ形で個人情報が漏れる原因になりかねません……。
そのためガールズバーで働くときは、キャストの仕事用SNSアカウントを用意して、プライベートとのつながりはなくしましょう。写真や動画を送るときもプライベートな情報が写り込んでいないか念入りにチェックする習慣をつけると安心です。
お店のルールを守り過度なサービス要求は断る
遠隔でお客さんからの注文を受けるときは、お店ごとに決められているルールをきちんと守るのも忘れてはいけません。撮影できる内容や送れるメッセージの範囲など……お店によって細かなルールが定められているケースもあります。
なかには、決められた内容以上のサービスを求めてくるお客さんもいるかもしれません。そんなときは無理して応じる必要はなく、お店のルールを理由に断るなど、お店のルールを守りながらキャストとして対応しましょう。
ルールに沿った対応を続けるのが、結果的に自分自身を守る工夫にもつながりますよ。
まとめ:ガールズバーの遠隔を正しく理解して収入アップにつなげよう

ガールズバーの遠隔サービスは来店してくれるお客さんだけに頼らず、オンラインでも収入につなげられる心強い仕組みです。うまく活用すれば営業時間外の収入につながるだけでなく、遠方のお客さんから応援してもらえるきっかけも作れますよ。
まずはドリンクなど、お客さんが手軽に注文できるメニューから少しずつアピールを始めましょう。
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